もし恋愛相手がタモリの少女漫画があったら
1 :花と名無しさん :04/11/05 23:07:11 ID:VmW3Rh31
どんなストーリーになるんだろう

4 :花と名無しさん :04/11/05 23:10:20 ID:???
髪切った?

5 :花と名無しさん :04/11/05 23:13:27 ID:???
     ,一-、
     / ̄ l |   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    ■■-っ < んなこたーない
    ´∀`/    \__________
   __/|Y/\
 Ё|__ | /  |
     | У  |

30 :花と名無しさん :04/11/06 05:23:54 ID:???
タモリ  「明日は晴れみたいだね」
主人公 「そうですね!」
タモリ  「どこ行く?映画なんかいいかもしれないね」
主人公 「そうですね!」
タモリ  「じゃあ、明日来てくれるかな!?」
主人公 「いいとも〜!!」

デート前日の会話。

61 :花と名無しさん :04/11/07 23:47:38 ID:???
私のために一日だけいいともを休んでくれたっていいじゃない!とわがままを
言って頬を叩かれる主人公

62 :花と名無しさん :04/11/08 00:03:09 ID:???
「あたしといいとも、どっちが大事なの?!」

63 :花と名無しさん :04/11/08 01:10:22 ID:???
今日は友人とアルタスタジオに、いいともを観覧に行ったの。
運よく最前列に座ることができたわ。…でも、どうしてだろう…。手を伸ばせば届きそうな程あなたは近いのに、
こんなに遠くにあなたを感じるのはなぜ…?切ないよ…胸が…苦しいよ…。
友人「○○?どうしたの?ねえ?
泣いてるの…?」

74 :花と名無しさん :04/11/08 18:27:47 ID:???
タイトルはやっぱり「KOIしていいとも!」だな。

75 :花と名無しさん :04/11/08 19:45:33 ID:???
星入れてくれ。
「KOI☆して☆いいとも!」

95 :花と名無しさん :04/11/11 12:43:13 ID:???
「じゃ、一旦冷静期間おきます」とタモリに突き放されるヒロイン。

96 :秘密の☆タモリ倶楽部 1:04/11/11 13:52:12 ID:9wpzcjvr
「お前、いいかげんどこかに入らないと、と、内申に響くぞー」
呼び出された職員室で、担任の関根先生に困ったように言われた。
そう、入学してからもう2ヶ月経つのに、私はどこの部にも入部していなかった。
この学校では、必ず最低一つはクラブ活動に参加しないといけない決まりがあったのだ。
「体育会系は、もう夏の大会に向けて練習しているし、楽器ができないんじゃあ吹奏楽もな・・・」
「お前、何か趣味とか特技とか、興味があることは無いのか?」
「特に・・・何も・・・」
ハ〜、と先生は大きな溜め息をついた。実際、私は無趣味で、何のとりえも無かった。
「しょうがない!確かあそこが、人数不足でつぶれかかってたし、いつ入っても大丈夫そうだしな!
おい、お前放課後、ココに行ってみろ!」
「田森・・・倶楽部?」
手渡されたメモには、聞いたことも無い部活名と、視聴覚室とだけ書いてあった。
先生は「行けば分かる」としか言わず、私は放課後のことを考えると憂鬱になった。


97 :秘密の☆タモリ倶楽部 2:04/11/11 13:52:45 ID:9wpzcjvr
キーンコーンカーンコーン 

「ええと、視聴覚室は・・・ここか。すいませーん・・・」
おそるおそるドアを開けると、そこには誰も居なかった。
「あれ・・・?今日は休みなのかな?」
拍子抜けしつつも、ホッとした私は帰るためにゲタ箱に向かった。
何だか外が騒がしいけど、気にせず靴を履こうとしたその時、足元に何か飛んできた。
「竹・・・トンボ?高校で・・・?」
あの校庭にいる騒がしい人たちの物かな?と思い、返そうと近づいた。
「すいません、これ・・・」

「毎度おなじみ、流浪の部活タモリ倶楽部へ、ようこそ。」

逆光でよく見えないと思ったその人の顔は・・・何故かサングラスをかけていて・・・

「これ、竹トンボですよね・・・?子どもの頃作った・・・」
「竹トンボじゃないよ、スーパー竹トンボさ。」

これが、私と部長の出会い・・・
そして、多趣味多教養をモットーとする、タモリ倶楽部に入部するキッカケ・・・。
私の生活や価値観が・・・180度変る・・・。

104 :名無し募集中。。。:04/11/11 21:47:30 ID:6O/Sp77W
もちろんその高校の男子制服はダブルのブレザーだね

107 :花と名無しさん :04/11/12 01:55:27 ID:???
タモリのために、いろいろなほんとにいろいろな知識を身につけよう、
と努力するヒロイン。しかしありとあらゆる分野に関してタモリが持つ
底知れない情報量は、次第に彼女を追い詰めていった。

「だから、さしすせそだけじゃ足りない料理の隠し味は・・・あはっ」
「どうしたの?」
「・・・あたし、ちょっと疲れちゃったかも」

涙目のヒロインに、タモリは初めて、
どうしたらいいかわからない、という気持ちを覚える。
いつもの約束の場所に、彼女はいつもどおり現れるだろうか?
不安になってタモリは尋ねる。

「・・・明日、来てくれるかな」

121 :花と名無しさん :04/11/13 21:55:42 ID:???
あなたの 愛のことば いつも そらみみ

122 :花と名無しさん :04/11/13 22:10:11 ID:???
夕暮れ時の土手。
付き合うことになって、初めての放課後デート。
家までのほんの少しの距離を遠回りして、
ふたりならんで川面を眺める。

ヒロイン「あのね」
タモり 「んー?」
ヒロイン「・・・カズヨシ、って呼んでも、いい?」

夕映えに照らされたからだけでなく、紅く染まるヒロインの頬。
タモりの小さな目が、サングラスの向こうでやさしく微笑む。

「いいとも」


125 :名無し募集中。。。:04/11/14 16:21:10 ID:I4jKK9MC
ふざけてタモリの髪に触ろうとする主人公
猛然と手を払いのけるタモリ

126 :花と名無しさん :04/11/14 18:21:20 ID:???
バシッ
手を払いのける鈍い音が響きわたる
主人公「いや・・あの・・・髪切った?」


127 :花と名無しさん :04/11/14 18:28:24 ID:???
気まずい空気が二人の間に流れる
タモリ「えっ・・いやー・・顔小さいねー」

135 :花と名無しさん :04/11/15 19:45:23 ID:???
タモリと間違えてコージー富田に抱きつく主人公
それで主人公にほれるコージー富田
その現場を目撃し嫉妬するタモリ
の三角関係キボン

136 :花と名無しさん :04/11/15 20:50:17 ID:???
主人公「・・・ね、もしかして嫉妬してくれてるの・・・?」

タモリ「んなこたぁーない。」

143 :花と名無しさん :04/11/15 23:01:27 ID:???
デートは坂道

151 :花と名無しさん :04/11/16 09:38:03 ID:???
>>143
あと、ダムね。ダム。
週末はダム巡り。

ダムの湖畔(?)で、彼女と戯れるタモリ。
彼女、ダムに見惚れるタモリに軽くヤキモチをやき、
タモリを後ろから軽く押す。ふいうちをくらい驚くタモリ。
タモ「おおっと!!!」
彼女「ウフフ。驚いた?だって、タモさんダムにばっかり夢中なんだもん。」



152 :花と名無しさん :04/11/16 14:01:06 ID:???
「んなこたぁ〜ない」

153 :花と名無しさん :04/11/16 14:02:41 ID:???
生年月日/昭和20年8月22日(終戦1週間後)
血液型/O型
出身地/福岡県福岡市南区市崎

3歳/両親が離婚。祖父母に育てられる。
少年時代は「毎日、通行人ばかりを見ていた」(タモリ述懐)
6歳/倒れた電柱を覗き込んだところ、飛び出していた針金が右目
に刺さり、右目を失明してしまう。
小学校では「先生に指してもらえるように、わざと教室の外を見て、
しっかりと授業を聞いていた」(タモリ述懐)
12歳/熱心に教会の日曜教室に通う。
その理由は「牧師が面白かったから」(タモリ述懐)
同時期、祖父が『森田ゴルフ』を興すも、あっさり倒産する。
その結果、森田家には無駄にゴルフセットが転がっている状態となる。現在は大のゴルフ好きとして知られるタモリだが、かつては「あんなミミカキの大きいの振り回して何が面白いんだ」と語っていたのは、この頃の記憶によるものだと思われる。
15歳/県立筑紫丘高校入学。
剣道で柳生新陰流居合二段を取得している。
18歳/一年間の浪人生活を送る。
19歳/早稲田大学第二文学部西洋哲学科入学。
モダンジャズ研究会に入る。
入学後、うっかり授業料を友人に貸してしまい、授業料未納で1年で除籍。
大学は辞めたが、東京でブラブラ遊び呆ける。
21歳/「仕事決めといたよ」と母から電話がかかる。
福岡で朝日生命の保険外交員を3年間やる。
同じ会社に勤めていた春子さんと交際を開始。
25歳/春子さんと結婚。
26歳/旅行関係の会社に入社。
ボウリング場経営もしていたため、ボウリング場の支配人となる。
が、すぐにボウリングブームが落ち目になり辞める。
27歳/駐車場や喫茶店の責任者など転職を重ねる。
喫茶店ではコーヒーを飲む客にギャグを披露し、噴出させる日々。


225 :花と名無しさん :04/11/19 03:03:39 ID:???
27歳/福岡に山下洋輔が公演で来た。タモリはその公演の打ち上げに勝手に乱入。
名前を聞かれたタモリは「モリタです」とだけ言ってその場を去る。
28歳/ジャズメンの間で評判になる。旅費を出してもらい、上京。
「ジャックの豆の木」にてジャズメン、文化人の前で芸を披露。
すっかりタモリを気に入った赤塚不二夫が「おまえ、うちに居候しろ!」と言い、
その一言でタモリの東京での居候生活が始まる。
タモリは、赤塚の家でやりたい放題。
常にハイネケンをがぶ飲み、ベンツも乗り放題の日々を送る。
29歳/福岡にいた春子夫人も東京へ呼ばれる。
働かずに芸を披露する毎日。
「イグアナ」や天皇の物まねを開発。
ある日、宮内庁に電話をし「天皇に話しがあるのでつないでください」。
当然のように断られ、電話を切られてしまった。
タモリは即座にかけ直し、天皇の物まねで「今、私に電話がかかってこなかったかね?」
31歳/テレビ東京の『モンティ・パイソン』でテレビデビューを果たす。
同年、『オールナイトニッポン』のラジオパーソナリティにも抜擢される。
以後、『今夜は最高』等で着々とキャリアを重ねる。
37歳/1982年10月4日『笑っていいとも』開始。
同年、『タモリ倶楽部』も開始し、今日の礎を築く


上に出てたやつの続きハケーン
笑える…

164 :花と名無しさん :04/11/16 17:48:52 ID:???
八嶋「それでは今日のトリビアの種です。タモリさん、高橋さん、八嶋さんこんばんは」
全員『こんばんは』
八嶋「いつも愉しく拝見しています。最近のタモリさんを見ていてふと思ったのですが、
この頃ちょっと、大人の色気が出てきたみたいですね。……もしかして、新しい恋人が出来たので
しょうか…?」
ざわつくスタジオ
八嶋、手元の司会者用カードがすり替わっていることに気づく。
はっとして顔をあげると、タモリがサングラスの奥の目で静かに先を促す。
八嶋「わ、私の前ではそんな顔見せてくれないのに、凄く切ないです……一体タモリさんには
どんな恋人が出来たのでしょうか?八嶋さん、高橋さん、タモリさん、これってトリビアの種に
なりませんか?ペンネーム他に恋人がいてもカー君がやっぱり好き、さんからの投稿です」
 カー君。
 それは、タモリが唯一の人に、呼ぶことを許した呼び方だった。
 おもむろに胸元から一枚の写真を取り出すタモリ。



限界だ 満開ですが使いたかったが
ネタ職人にはなれねえ


168 :世にも奇妙な風 :04/11/16 20:25:09 ID:???
タモリと恋に落ちる。

誰も想像しなかったことでしょう。
「まさか」「この私が」「あのヅラと」。
彼女もそんな風に思っていました。
そんなある日、彼女はタモリと出会い、奇妙な恋に落ちていってしまったのです。
そして次にタモリと恋に落ちてしまうのは
あなたかもしれません・・・

169 :花と名無しさん :04/11/16 20:26:15 ID:???
レミファソラッ♪ラソファミレッ♪

190 :花と名無しさん :04/11/17 15:57:12 ID:???
あたしは美容師見習い娘。
憧れの森田一義クソに勇気を出して告白してみたの☆
でも森田クソの返事はNO!
ずっと吉永サンに憧れてるからって…。
せめてもの私のお願い、
「あなたのヘアをセットさせて」
と頼んで見たの…。
でも森田クソは逃げるように慌てて去って行ったの…。
そんな私を慰めてくれたのは、
森田クソの友人、山田吾郎クソ。
山田クソが
「俺のヘアを好きにいじってみろよ!」
と言ってくれたの☆
そして山田クソのヘアをデザインしたあたしは
ヘアコンテストで優勝!
山田クソの愛の大きさを知ったあたし。
さよなら、森田クソ…。

192 :花と名無しさん :04/11/17 16:26:37 ID:???
下のヘアならタモさんも
「セットしていいとも!」
だったかも。

193 :花と名無しさん :04/11/17 16:52:45 ID:???
「アンダーヘアーをセットさせてください!」


「 い い と も 」

199 :花と名無しさん :04/11/17 18:52:09 ID:???
月〜金はもはやスタンダードとなったあの長寿番組の司会をしている彼。
けれど土日は私だけのあの人になるの。
深夜番組のロケが入ったりもするけれど、それでも夕方には
私の待つ部屋に帰ってくる。
「髪切った?」とか「最近痩せた?」とか
細かいところだってすぐに気付く、ちょっと細かいけど、すてきな彼。
けれど…。

季節が初秋に変わる頃、そんな私たちの生活が崩れ始めた。
日曜の夜、唐突に部屋に来なくなった彼。
たまに来るとしても、いつも深夜近く。
そして必ず、私の知らない女の残り香が彼を包む。
―ねえ、いったいどうしてしまったの?
聞きたい。
―ねえ、私の他に好きな人ができた?
でも、聞けない。

思い詰め始めた日曜の午後、宅配便が私の元に届いた。
差出人は彼。封を切ると、中にあったものは
「…ラジオ?」

200 :花と名無しさん :04/11/17 18:52:47 ID:???
小さな携帯ラジオがひとつと、手紙が2通入っていた。
1通は今、開けと書いてある。
「今日午後7時、スイッチを入れてくれるかな?」
きれいな字で、そうひと言だけ書かれていた。
そしてもう1通は、7時を過ぎたら開けと。
ラジオのチューニングは「1242」に合わせてある。
彼は気付いてた、私の不安を…。
彼を信じて、午後7時を待った。

201 :花と名無しさん :04/11/17 18:53:23 ID:???
ピポ ピポ ピポ ピーン
時報と共に、ラジオのスイッチを入れる。

「こんばんわータモリです」
「こんばんわ、堂尾弘子です」
♪タモリノーシュウカンダイナマーイークー

スピーカーから聞こえてくる、彼の涼やかな声。
―そうか、そうだったんだ
忘れていた。ある時期だけ放送される、この番組のことを。
ごめんなさい。恋人として失格だね、私。
この番組が終わったら、彼はここへやって来る。
私だけの彼になるために。
残されたもう1枚の手紙の封を切る。

「来週からも、聴いてくれるかな?」

そうひと言、書いてあった。
いいとも、と。
彼の帰りを待ちながら、私は小さくつぶやいた。


改行大杉で3分割になってしまった、スマソorz。
今期のダイナマイクはまだ未聴なので、ジングルのメロディがわからん…。

204 :花と名無しさん :04/11/17 22:32:12 ID:???
卒業式も間近にせまった、初春というにはまだ寒いある日の午後。
彼女は上級生用のロッカーの前で、ふるえる指に手紙を握りしめながら、彼を待っている。

ヒロイン
(今日こそ伝えよう。このままじゃ、タモリ先輩は、私のことなんか、私の気持ちなんか知らないまま卒業してしまう。)

そこへやってくる足音。この時間にロッカーに来るのは、彼一人のはず。
緊張のあまりぼうっとしてしまいそうになる自分を励まし、
彼女は彼の薄くなった後頭部に声をかける。

ヒロイン「あのっ・・・!」

タモリ 「んんー?」

彼が振り返る。
このときほど、彼がサングラスをしていてよかったと思ったことはなかった。

ヒロイン「せ、先輩は私のことなんか知らないと思いますけどっ、私・・・ずっと見てたんです。先輩のこと、好きなんです」

タモリ 「へーへーへーへーへー」

へぇ5つ。

209 : :04/11/18 00:55:16 ID:H44wVxXa
「タモさーん!部活行こうぜ」
中居先輩が田森先輩を誘った。
「いいとも」
いいともが口癖の森田先輩。彼はいつもクラスの人気者だった。
情報量の多大さ、いつもマニアックなギャグを発するキャラがいつの間にか
好感を読んだのだ。私はそんな彼を・・・・好きになってしまった。
そして今、田森さんと一緒の部活に入りたいと思い、部室の前に私はいる。
しかし部活とはいっても何部なのかわからない。
そして田森さんを尾行してここまできた。
「田森さんの側にいられるなら・・・どんな部活だっていいわ!」
おもむろにドアを開けた!
「あのっ!部活に入りたいんですが」
「いいとも」
憧れの田森さんが目の前にいる・・・
「じゃあコンドルのマネをして」
「は?」









210 :花と名無しさん :04/11/18 01:09:42 ID:kWjVjgO+
>>31
みのの少女漫画も萌えますね。体の弱い少女とみのが
電話出会いをはぐくむ物語。
「元気になったら私、みのさんに会いに東京に行きたいんです。
 テレビの中でいつも元気いっぱいのみのさんに、いつか…」と
ファンレターを送ってきたヒロインに、みのさんから生電話。
「お嬢さん、ココアを飲めば元気になるよ」しかし電話を
とったのはヒロインの姉。
「…妹は、みのさんの写真を抱いて微笑みながら、3日前に
死にました…」
みの(とても長い沈黙ののちに)ファイナルアンサー?
ヒロインの姉「ファイナルアンサー…」

212 :花と名無しさん :04/11/18 03:10:31 ID:OHulzAuv
>>210
みの「……ざ〜んね〜ん!」

211 :花と名無しさん :04/11/18 01:58:50 ID:???
私の名前はチリコ。
今日はマチャミ先輩んちで飲み会なの。
マチャミ先輩は、
「ええ男揃えたで〜ウヒヒヒヒ〜」
と歯を剥き出しにして笑って言うけど…
なんだかイマイチなメンツ☆
みうらじゅんくんは泥酔して放送禁止用語叫びまくるし、
安斎肇くんは酔うと説教モード、泉麻人くんは佐良直美みたいな顔!
山田五郎くんはSMマニアらしくニヤニヤして女のコを品定め…。
ハァー…チリ、来なきゃ良かった…。
不機嫌なチリの前に
「これ、つまんでみて」
と料理を差し出す彼。
夜でもグラサンの森田一義くん。
よく見たら彼、マメにいそいそ料理作ってる。
彼のまあるいなで肩や料理の味で、チリ、郷里の母を思い出しちゃった。
キュゥゥンとしたチリは思わず森田クンに聞いちゃった!
「ね、森田くん…KOIして…いいかな?」
「ゴメン、俺、巨乳が好きなんだ」
森田くんの横には、マチャミ先輩の親友の理恵先輩の勝ち誇った笑顔が!
チリ、悔し〜!

221 :花と名無しさん :04/11/18 23:28:42 ID:???
「百分の一!?」
思わず声が跳ね上がった。
無理だ、ダメ、絶対に、無理、不可能・・・できない。
あの人にあこがれてあこがれて、やっとの思いで同じ場所で、同じ目線で
座ることができた。手を伸ばせば触れる距離。
それだけで舞い上がるほど嬉しかった。用意してたプレゼントを渡す手も
震えるほど。
なのに、私に突きつけられた現実。立ちふさがる難関。百分の一。なんて狭き門。
今まで何人の女性が、このふるいにかけられ、涙をのんで去っていった
ことか。それはひとえに彼の人気のほどでもあるのだけれど。
でも、・・・でもっ!
「ほしい、です」
小さいけれど、はっきりとした声で、私は言った。そう、チャンスはたった
一回だけど、それでも。
欲しい。
私は背筋を真っ直ぐに伸ばして前を見つめる。答えは・・・いいや、最初から
答えは用意してある。質問でもあり答えでもある不可思議なそれは、私の
知性、教養、経験、センスの全てを凝縮させたもの。
そして最後に必要なのは、のるかそるか、つまりは覚悟だ。決して目を逸らしたり
しない。
私は逃げない。二度目でOKが出るような無様はいやだ。一回、その全てに
賭ける。私は逃げない。

永遠とも思える数秒、そして。

どこからか聞こえる万雷の拍手の中、彼のサングラスの奥の目が少しだけ
優しく笑った・・・ような気がした。

222 :花と名無しさん :04/11/18 23:55:25 ID:???
寝ないで書いたラブレター、今日こそタモリ先輩に渡してみせる!
「センパイ!あの、これ私の気持ちです!受け取って下さい!」
ドキドキで心臓が破裂しそう!
「おっ、ありがとうござい、ます。」
先輩はやさしい顔でそう言ってくれた…。でも次の瞬間ふりむきざまに、
「じゃ、これ貼っといてー」
私の恋は散った…。

226 :花と名無しさん :04/11/19 03:11:32 ID:???
今日は「いいとも」テレホンショッキング最終回。
なぜなら、ついに、始まるきっかけともなった彼の憧れの人、吉永さゆりさんが出るから…。

歓声に迎えられ現れた彼女は、幾つになっても花のように美しくて、
年がいもなくチリコや他のどんな出演者といる時よりも大はしゃぎするタモリさんの姿が、
テレビを見る私の胸をしめつける。
ブラウン管に触れても、あなたの綺麗なモチ肌ほど暖かくも柔らかくもない。

どうして?
あなたのすべてを知っているつもりでいたのに、こんなに遠い…
メガネを外した貴方も、髪を降ろした貴方も、その姿で街を歩いて誰にも気づかれない
あなたも知ってる。
でも私じゃ、あなたの30年にも及ぶ憧れの存在に勝ち目なんてないのね。そんなの分かってた。
私じゃ、あなたの隣には座れない。
しょせんは、立場が違いすぎたのよ。



227 :花と名無しさん :04/11/19 03:15:46 ID:???
タモリ「それでは、お友達を紹介してもらいましょう…と言いたいところですが、今日は
最終回ですんでね」

ええ〜っ、という声。

惜しまれる声の中、コーナーが終わりCMに入る。
すると突然、部屋の電話が鳴った。

RRRRRRRRRR…

ヒロイン「はい、もしもし…」
女性「あら…泣いていらしたの?」
ヒロイン「え…あ、あの、どなたですか」
女性「突然ごめんなさいね。吉永です」
ヒロイン「えっ…」

驚きに私は目を見開く。だって確かにさっきまで、彼女はテレビに出ていたのだ。

女性「タモリさんから伝言があるの。あなた、明日アルタに来て欲しいって」

明日。
明日はいいともはおやすみの日。アルタなんて入れない。

ヒロイン「あの、でも…」
女性「行ってあげて。貴女じゃなきゃ、駄目なんだから」

228 :花と名無しさん :04/11/19 03:20:45 ID:???
次の日、私は釈然としない気持ちのまま、アルタに足を向けていた。
どうしてかフリーパスで、中に通される。
怯える足を叱咤して進むと、唐突にドアが開かれた。
ヒロイン「あっ…」

そこは、見覚えのあるセット。
カラッポの観客席。そう、いいともの会場だった。
チャラッチャッチャ〜。
聞きなれた音楽が流れる。テレホンショッキングのテーマ。

タモリ「こんにちは」
ヒロイン「あっ…」
タモリ「今日、晴れだそうですよ」
ヒロイン「…そう、ですね」

私は目を丸めたまま、立ちつくす。

タモリ「このコーナーの最後のお客さんは、君に決めていたんだ」
ヒロイン「えっ…だって、タモさんは吉永さんが」
タモリ「彼女への想いは憧れだ。この世には、憧れよりも重い物がある」
ヒロイン「っ…」
タモリ「これからずっと、俺のそばにいてくれるかな」

ヒロイン「……いいとも」

カラッポの観客席。
私たちだけのいいともは、こうして収録が始まったーーーーー

239 :花と名無しさん :04/11/19 14:33:25 ID:???
タモリ「どうすれば俺がお前が好きだって信じら・れ・るんだよ!」
ヒロイン「あなたと結婚したって、死ぬまであなたが私を思ってくれるなんて分からないじゃない!
永遠に続くものなんてないんだから!」
タモリ「あるだろうが!」
ヒロイン「何よ!」
タモリ「いいともは俺が死ぬまで終わらない!」

なんて説得力☆

245 :228つづき :04/11/19 18:37:29 ID:???
タモリ「花、たくさん来てますよ」
ヒロイン「えっ?そんなわけ--------」
見れば、席の横に飾られたたくさんの、目を疑うほど美しい花々。
中にはカリヤザキ氏の手による物まである。
タモリ「入り切らない分は、廊下の方です」

映像に映される入り切らなかった花たち。
そのすべての贈り主はーーーー。

ヒロイン「……うふ、百万本の薔薇を貰うより、全然素敵ね…」
タモリ「最近は全然って言葉を『とても』とか『すごく』って意味で使うんだよなあ!」
ヒロイン「でも、高かったでしょ…?」
タモリ「んなこたぁ〜ない」

257 :花と名無しさん :04/11/20 19:00:26 ID:???
タモさんが、浮気してるかもしれない…。
朝のワイドショー。アナウンサーが興奮気味に、今日発売のフライデーの、
「タモリ・知られざる夜遊びの姿」っていう記事見出しについて語っていた。
見出しには、「公衆の面前で、タモさんにしなだれかかる人物が!」ってあって。
私は、甘い生活が終わりを告げるかもしれない予感に、いいともに向かったタモさんの
いない部屋、一人…身を震わせていた。
どうしたらいいんだろう。
見たくない、って思うのに。
どうしても嫌なのに。
足は自然と本屋に向かっていた。
普段は買わないフライデーを手にとって、レジに向かう。
何故だか悪いことをしているような気持ちになった。

家に帰って、しばらくは表紙とにらめっこをしていた。
これを開けてしまったら、もう、幸せな日々は戻らないかもしれない…。
けれど、かまわない。
例え相手が誰であれ、タモさんにとってそれが幸せなら。
ーーー私がこの気持ちにケリをつけて、しっかり諦められるなら。
開くと、大きな白黒写真があった。
タモさんにしなだれかかる人物ーーーそれは。

おすぎだった。

明日は日曜日。
タモさん、一緒に坂道デートしましょうね。


258 :花と名無しさん :04/11/20 19:02:29 ID:???
しまった、土曜はいいともはない!

タモさんてお酒飲めないんだっけ?
んなこたーないよね?

260 :花と名無しさん :04/11/20 21:16:39 ID:kF92zxGp
いいとも豆知識

「笑っていいとも」の第1回ゲストは桜田淳子、2回目はガッツ石松。
桜田淳子はタモリの趣味で呼んだ。

以前は放送を毎回録画していたADがいて、部屋はビデオテープが山積みだったという。

酔っ払ったまま「いいとも」に出て子供に毒づいた回は、増刊号では放映されなかったがテレフォンショッキングは放映した。

266 :花と名無しさん :04/11/21 01:53:00 ID:???
ここで他スレより豆知識。

テレホンショッキングにはパタリロの魔夜氏、ポーの一族の萩尾さんなどが
出演したことがある。
魔夜氏はアナウンサーに「こんなに素敵な人が漫画家の方にいるなんて!」と
言われたそう。
多分画面はメガネ二人だったことだろう。

萩尾さんは、タモリが手元の紙に、子供の落書きのような女性器を描いたのを
見て、「なんということを!なんということをっ!」とタモリの頭をはたいた
という。

281 :花と名無しさん :04/11/22 02:06:18 ID:???

タモリに告白され、戸惑うヒロイン。
ヒロイン「でも私、貴方とはつりあわないわ…」
タモリ「んなこたーない」
ヒロイン「だって貴方みたいに料理出来ないし、貴方みたいに話せないし…
何より貴方は国民的スター。私はただの一般人じゃない」
タモリ「君はそのままでいいんだ。そのままの君を好きになったんだから」
ヒロイン「私、コンドルのマネも出来ないのよ」
タモリ「じゃー駄目だな」

290 :花と名無しさん :04/11/23 02:50:36 ID:???
残業を終え、会社から駅までの歩きなれた道をいつものように辿る。
何の変哲もない毎日。今日もそんな一日のはずだった、けれど。
何がきっかけだったのかはわからない。
途中で目に入った薄暗い路地に妙に心惹かれた私は、一瞬の逡巡の後、
ゆっくりと方向転換をして路地に足を踏み入れた。
それは本当にどこにでもあるようなただの路地で、私が少しだけ期待していた
日常に劇的に変化をもたらすようなものは何もなかったけれど、
そのまま帰るのも少し癪な気がして、Jという名の古ぼけたバーに入ることにした。

ゆったりとしたモダン・ジャズの流れる店内に他に客はなく、
サングラスをかけたバーテン(薄暗い店内でサングラスをかけるなんて)が一人いるきりだった。
私の目には彼がTVでおなじみの有名司会者に似ているように見えたのだが、まさか。そんなことがあるわけがない。
カウンター席に座ることにし、バーテンに向かって「ここにかけさせてくれるかな?」と言うと、
サングラスの奥の彼の穏やかな瞳がキラリ、と光った。
「いいとも。」

私はハッとして顔を上げた。疑惑が、確信に変わる。
そしてもう一つの確信―相手も、私と同じことを思っているわ。
ゆっくりと彼の口が開く。
「明日も、明後日も・・・ずっとここに来てくれるかな?」
「いいとも・・・!」

それが、私たちの恋の始まりだった。

292 :花と名無しさん :04/11/23 03:04:46 ID:???
退屈な日常。
優等生を演じてる自分が嫌になって、初めて学校をサボってしまった。
あてもなく新宿の雑踏を歩いていると、私の目に飛び込んできたのは
太陽のような笑顔。
サングラスはしているけど、その向こうの瞳の優しさは充分想像できた。
立ちすくむ私に彼はこう言った。
「また明日も観てくれるかな?」
「いいとも!!」
人目も気にせず思わず叫んでしまった私。

それが私たちの恋の始まりだった。


293 :花と名無しさん :04/11/23 03:09:17 ID:c2Al3+pu
義理の母親とはうまくいかない。
学校の友達とはしゃいでいても楽しくない。
そんな、17歳の私。少女漫画のヒロインらしいところといえば
朝パンをかじって校門をかけてくぐりぬけることくらい。
だけどある日、
「世界史の××先生が産休に入られたので、代用教員で森田先生が
来ます」と現れたのはサングラスの知的で飄々としたあなた。
あっという間に人気ものになって、クラスのみんなに「タモさん」と
慕われるようになったわ。私はそんなあなたがまぶしくてみられな
かった。ところがある日、自転車置き場で自転車に乗ろうとしていると
タモさん…森田先生がやってきて「君、今日学校で笑わなかったね。
何か辛いことがあるの?」と突然言ってきたので思わず
「ちがうんです、暗い顔なんです」と言ってうつむいたの。すると
そっけなくて、でも優しい声であなたはこういってくれた。
「んなこたーない…明日も学校、来てくれるかな?」
私はまっすぐにあなたのサングラスの中の瞳を見つめて答えた。
「いいとも!」

駄作投下スマソ。

295 :花と名無しさん :04/11/23 03:34:05 ID:???
今年もあの季節・・・・私にはとても嫌な季節・・・・・・。

カレンダーをめくる。
ふと、私と彼が付き合い始めてもう3年目になることに気が付いた。
いつも笑顔で優しい彼。
でもこの季節に、「あの日」を一緒に過ごしたことはまだ無い。

私はこの季節がとても嫌い。あの日がとても嫌い。
街には、夜だと言うのに暖かそうな光が溢れ、幸せそうな笑い声が響く。
「その日」、私はいつも一人・・・・・彼はいつも必ず仕事だから・・・・。

でも今年は違う。彼が言ってくれた言葉。

「お前のためだけに、やるよ」
「でも・・・・できるのそんなこと・・・・・?」
「お前への、お前だけへのプレゼントさ」

そんなこと出来っこない・・・でも・・・・。
淡い期待を胸に、TVの電源をそっと入れる。

いいともクリスマス特大号・・・・。
何も言わず、脈絡もなく始まったコンドルの真似・・・・!
ややウケなのに・・・・!本当に、本当にやってくれたのね・・・・・・!

それは、私とあなただけのラブサイン。

297 :花と名無しさん :04/11/23 04:39:48 ID:???
私には聞こえていた、あなたの声が。
誰と話していても、大きく。
でもそれはやっぱり少し遠くに聞こえ、それが私は寂しかった。


君と一緒に登校するようになって、夜がとても長く感じる。
そして朝の光がとても好きになっていた。

「いってきまーす!」
クラブの朝練。
今朝は特に寒かった。
でも。そんなことよりも。
一刻も早く君に会いたくって。一刻も早くあの言葉を聴きたくって。
私は何も羽織らず制服のまま、夢中で思いっきり駆けていった。
白い息。火照る頬。胸の中が早鐘のよう。
でも止まらない。あの角の向こうで、きっと今日も君が先に待っててくれるから。

「寒くないの?」
いつものことだけど、心配して聞いてきてくれる君。
朝なのに、寒いのに、曇りもしないグラサンがとってもキュート。
「うん・・・大丈夫・・・・・・」
息を整える私。
そんな私を見て、君はいつも通り、笑顔で言ってくれた。
「いやー、これはジャンパーぐらいいっといてもいいでしょう!」

空耳じゃない、確かに聞こえる私だけのアワー。

305 :花と名無しさん :04/11/23 21:20:34 ID:???
彼は、今夜は部屋にひとりでいるから遊びにおいで、って
いってくれた。博多出身の彼のために、モツ鍋の支度をして
残業もそこそこに彼のマンションに駆けつけた私、OLチリコ(仮名25歳)。
明日、泊まりに来てくれるかな?…とメールをくれたから、
ドキドキしてマンションのエレベーターを
上っていったの、フロアを上がっていくごとに、鼓動も高まる。
そして私がドアの前に立ったとき…中国人と韓国人の声が聞こえて
きたの。彼しかいないはずなのに!
思わず聞き耳を立てると、中では楽しそうにマージャンをする声。
もしかして、人数あわせに呼ばれたの? いいとも!なんてハートの
顔文字使って答えた私がバカみたい! モツ鍋の材料の入った
成城石井の袋をドアノブにさげてかえろうと思ったとき、ドアが
あいた。黒いサングラスに、綺麗に撫で付けられた前髪…。
サングラスから私に注がれるまなざしは、やさしい。
「…待ってたよ。ようこそおいでくださいました〜」
「嘘つき、友達と楽しそうにマージャンしてたくせに」と私が頬を
膨らませると、彼は愉快そうに笑った。
「んなこたーない! それにしても、ムクれても君、顔小さいねー」
「…話そらさないで、タモさん。中国や韓国の友達とマージャンの
 続きすればいいじゃない、私、帰る!」
「俺、韓国語とか中国語でマージャンしてる人の真似が得意なんだ。
君に見せようと思って練習してたんだよ。…だから、部屋には他に
誰もいやしない。…入って確かめていいんだよ」
「…本当に、いいの?」
「いいとも!」と、私の恋人は、いたずらっぽく答えてくれた。

308 :花と名無しさん :04/11/23 22:19:42 ID:???
だ、だれか チャーハンつくるよ のタモさんバージョンのAA作ってくれませんか?
そんで、その見事な中華鍋捌きに、赤くなるヒロイン。

309 :花と名無しさん :04/11/23 22:37:12 ID:???
   ∧,,∧
 (-■∀■)  。・゜・⌒) チャーハン作ってもいいかな?
 /   o━ヽニニフ))
 しー-J

310 :花と名無しさん :04/11/23 22:39:48 ID:???
ハゲワラw
そりゃグラサンかけたショボじゃないかw

311 :花と名無しさん :04/11/23 23:15:13 ID:???
今日はいいとも中だるみの水曜日。
タモさんが週の残りの半分も乗り切れるように、今日は二人で昼食を食べにいくの。
収録が終わるタモさんを待って、タモさんの控室前に座り込む私。
だって戻ってきたタモさんに、1番に会いたいから。

「そこで何してるの?」
ふいに頭上から降ってきた声に、私は顔をあげた。
するとそこには、美貌のいいとも青年隊、イワンが立っていた。
私の胸が思わずざわめく。タモさん一筋だけど、でもやっぱりかっこいい人と向き合うと、緊張してしまう。

「あ、の…。私、カズヨシ…いえ、タモリさんを待ってるんですけど」
「ああ、さっき収録は終わったんだけど、今日は放送終了後が少し長引くんじゃないかな」
「えっ、どうして…?」
「今日は井上和香さんの誕生日なんだ」

314 :花と名無しさん :04/11/23 23:22:35 ID:???
わずかな胸の痛みに、私は目を伏せる。
そっか。
昨日の電話では何も言ってなかったけど。タモさんも知らなかったのかもしれない。
でも、それじゃしょうがないよね。
お昼も、駄目かな。タモさん優しいから、和香ちゃんにご飯とか奢ってあげるのかもしれないし。

……あんな可愛い子だもの。
別社のチワワに対抗してCMに起用されちゃうぐらいだし。
あのうるうるした目と大きな胸で向かってこられたら、タモさんだってキュンときちゃうかもしれないよね。

「……君、大丈夫?」
「えっ…」
気がつくと涙が滲んでいた。
「あ、やだ。どうしたのかな。ふふっ」
慌ててごまかすと、目の前のイワンが急に真剣な顔をして、私を抱きしめてきた。
突然のことに私は驚いて声も出ない。
「泣いたりするなよ…」
少し背の高い彼の、色の違う目が綺麗で、私はどうしたらいいか分からない。
いけない…私にはタモさんが。
タモさんがいるのに。


315 :花と名無しさん :04/11/23 23:23:26 ID:???
「おいおいおいおいおいおい」
ふいに割り込んできた声に、私ははっとする。
見ると、イワンがタモさんに大きな指のついたさし棒で、お尻をぐりぐり突かれていた。
「そりゃーよくないね。そりゃーよくない」
「カズ君…!」
私はイワンの腕を飛び出して、タモさんのなで肩にすがりつく。
「この子を落とすのは、タモリ倶楽部でジャンパーを貰うより難しいぞ」

タモさんーーー

「飯、食いにいきますか」
「……いいとも!」



320 :花と名無しさん :04/11/23 23:43:32 ID:???
「お願い…私のことが好きなら…!」
明日は私の初めての手術の日。
親知らずを抜くことになったのだ。
身寄りもない私は、あまりの心細さに、カズヨシに泣きついていた。

迷惑なのは分かってる。
カズヨシにとっては、いいともはきっと何にも変えがたい存在のはず。
我が侭なのは分かってる。…分かっているけど。

「いいともと私と、どっちが大事なの!?」
「……っ。分かってくれよ。いいともを休むわけにはいかないんだ。俺が過去に休んだのは、
船舶免許取った時と、ゴルフで怪我した時だけだぞ」
「たった一度の我が侭なの…お願い…!」

321 :花と名無しさん :04/11/23 23:49:12 ID:???
カズヨシはサングラスの奥、眉間にわずかに皴を寄せ、耐える顔をする。
ああ、私、なんて嫌な女なんだろうーーー。
カズヨシは国民的スター。私はただの一般人。そして手術はたかが親知らず。
…どうかしてる。

「ごめんね…。忘れて、いいから。ごめんなさい。お願い、忘れて」
「……聞いてくれ」
「……っ」
「もし…もしもだけど。崖から『いいとも』と君が落ちそうで、どちらか片方しか助けられないと
したらーーー俺は、『いいとも』を助ける」
「………」
「でも、でもだ。俺は、『いいとも』を引き上げたら、君が落ちた崖に、後を追いかけて飛び込むよ」
「ーーーーっ!」
 私ははっとして顔をあげた。
「駄目よ!そんなことしたら…そんなことしたら、『いいとも』だって続けられなくなるじゃない!」
「そうだな…」
「それじゃ駄目じゃない…!」
「駄目じゃないよ。『いいとも』の、適度に真面目で適度に適当な精神を、多くのいいとも人たちが
受け継いでくれればーーー『いいとも』は永遠に続く。ドラえもんの声が大山のぶ代じゃなくても、
彼女が永遠に忘れられないように。ドラえもんの魂は永遠に子供たちに受け継がれていくように。
俺は永遠に在り続け、いいともの魂も永遠になる」
「カズヨシ…!」
「後始末は勝俣にでもやらせときゃいいさ…」

涙であふれて、何も見えない。
そしてカズヨシは優しく言った。

「さあ、親知らずを抜いておいで」
「……いい、ともっ…!」


328 :一昔前の花ゆめバージョン :04/11/24 02:56:31 ID:???
「いいじゃない!みんなもうやめよう!
 今の生活を、今のみんなを大切にしようよ!
 そんなに・・・・そんなに過去って大切なことなの!?
 タモさんのグラサンを割るほどのことなの!?」

「いいんだ・・・・。
 俺がやってきたことのツケってやつが・・・回ってきたんだよ・・・・」

「ううん、よくない!よくないよ!
 こんなことになるんだったら私過去なんか知りたくなかった!
 過去を知ろうとしなかった!
 今すぐ記憶を無くしてもいい!」

「・・・・・・・・・・ありがとう・・・。
 ・・・みんな、よく聞いてくれ。・・・確かにお前らの言うとおりだ。
 今はっきりと分かった。」

「!
 だめ、言っちゃだめ!
 言わないでタモさん!」

「俺は・・・・俺はお前らの言うとおり・・・・・・・・
 ・・・・・・前世は・・・カッパだったんだ・・・・!」

「い・・・・・・・・いやぁぁぁぁぁッ!!」


<次回へ続く>

332 :花と名無しさん :04/11/24 15:00:11 ID:???
真冬の太陽が、昨日降ったばかりの雪に反射して、きらめいている。
いつでもサングラスをかけている彼は、この輝きに気づいているの?
そう、彼とは、…友達以上、恋人未満。 

「私のこと女だって、思ってないでしょう?」
「んなこたぁーない。」
「じゃあ、つ…つきあって…くれるかな?」

必死の告白も聞こえないふり。
また、はぐらかされちゃった。

帰り際、彼が私に、黙って小さな雪の玉を差し出した。
「?」
顔を上げると、もう彼の姿はない。
だんだん、手の中で溶けてくる雪の玉。
中から小さな紙が出てきた。きれいな字で何か書いてある。
じっと見つめた私の瞳が潤む。そこには…

「つきあって、いいとも」

334 :花と名無しさん :04/11/24 17:29:29 ID:???
「映画でも行かない?」
放課後、家に帰ろうと私が校門を出た時、そう声をかけてきたのは、同じクラスの勝俣君だった。
随分前から私に好意を持ってくれている。
何度断っても、持ち前のポジティブ思考で決して諦めないのだ。
そんなのは困ると思う反面、あんまり一生懸命で、私は彼を嫌いになれずにいた。
案の定、私が困った顔をすると、勝俣君が子犬のような表情をした。
「映画も駄目なの?」
「うん……」
「なんでさ?好きな人がいるわけでもないんだろ?デートぐらいいいじゃん」

好きな人。

私は曖昧に笑って目を伏せる。

335 :花と名無しさん :04/11/24 17:33:50 ID:???
その時だった。
「おいおいおいおい。可愛いねーちゃんじゃねえの〜」

きゃあ、とか、ヒ*ミよ、という声があちこちであがる。
見ると、学校を代表するヤンキー、いつまでたっても髪を染めているヒ*ミが立っていた。
「何するんだ!」
ニヤニヤしながら近づいてくる彼の前に、勝俣君が立ちはだかる。
普段はヒ*ミは決して縄張りを出ないのに、最近どうしてか彼はあちこちに出没していた。
チームのリーダーにハジキにされたっていう噂があったけれど、
なりふりかまわなくなった彼はこうして突然現れては、どんな手を使っても目立とうと
するようになっていた。

336 :長くなってきた…orz:04/11/24 17:39:26 ID:???
「どけよ。邪魔なんだよ」
「うわっ」
どつかれて、勝俣君が膝をつく。
向かってくるヒ*ミに、私は顔を強ばらせる。どうしよう…。
と、その時だった。

懐かしのメロディとともに、掛け声をあげながら漢字の刺繍の入った服を着た二人が現れる。
きゃあ、ショウよ、ジョニーよ、と歓声があがった。
「どうした勝俣ぁ」
一斉風靡セピア先輩!
仁義を愛し、男気を愛する、勝俣君の先輩だ。
「おいお前、女の子になにやってんだ」
「うるせえな何もやってねぇよ」
ヒ*ミの行動が、そんな彼らが見逃すはずはない。
旧時代の種類の違う不良たちがにらみ合う。
張りつめた空気に、場がしんと静まった。
どうしよう。このままじゃ、大騒ぎになっちゃう。

その時ーーーだった。

337 :花と名無しさん :04/11/24 17:47:26 ID:???
飛んできた、たくさんの竹とんぼーー。
場にいた皆の意識が、それに向かった、その時。
「あっ…危ない!」
ヒ*ミの出したナイフに気づき、私は大声をあげた。
男気を重んずる一斉風靡セピア先輩たちが、武器なんて持ってるはずがない。
惨劇の予感に、私は目を閉じる。がーーー。
おおっ、とあがった感嘆の声に、私は目を開ける。
そこにはーーー。

「タモリ、先輩…」

この学校の生徒会長にして、影の実力倶楽部「タモリ倶楽部」の部長。
その手に握られた刀は、その柳生新陰流居合二段の腕前で、ヒ*ミのナイフを綺麗にまっぷたつに
していた。
「大丈夫かい」
へたりこんだままの私に、タモリ先輩が柔らかい手を差し出す。
私は呆けたままその手を掴んだ。
……好きだなんて言うのもはばかられる…憧れの人がそこにいた。

「あ、あのっ。タモリ先輩!この騒ぎ、私のせいなんです。一斉風靡セピア先輩たちは
私を助けようとしてくれたんです。……だから、処分とかは」
必死に言う私に、タモリ先輩のサングラスの向こうの目が緩む。
特注の自己ブランド、『フェ*チオ・ボッキーニ』の制服が風にはためく。

「……勿論、いいとも」

343 :花と名無しさん :04/11/24 18:15:46 ID:???
他のタレントさんが出てこないのですが、宮川モサ代か
天国の花の椎野鳥子あたりの絵柄で想像して読んで下さい。
「日のあたる坂道」
坂道をのぼれば、あの人に会える。

ママに頼まれてイヤイヤ犬の散歩に出かけた私。朝の空気はまだ冷たいっていうのに。
しぶしぶぽちを引いて小走りで走っていった。公園を目指したけれど、途中にとっても
急な坂道がある。だけど元気なぽちは坂道にさしかかっても全然ペースを落とさない。苦しいけど
ぽちに引っ張られるように坂道を駆け上ったところで「元気だね」と、サングラスの似合うやさしい
彼がふっと微笑んでくれたの。
「君の犬かい?」
「そうです。あなたもお散歩?」
「いや、研究してるんだ」
「何の研究?」
「坂道…」
「坂道の研究? 流行ってるんですか?」
「んなこたーない。でも、好きなんだ」
坂道を「好きなんだ」と彼は言ったのに、なんだか私はドキドキしたの。思わず言ってた。
「来週もまた、いてくれる…かな?」
「いいとも」と、彼は本気にも冗談にもとれる飄々とした微笑を浮かべて答えてくれた。


344 :日のあたる坂道続き :04/11/24 18:17:10 ID:???
それから、頼まれなくても毎週、週末にはぽちを連れて坂道の上で彼と会うようになった。
ぽちを引っ張って歩くくらい、元気いっぱいで会いに行った。彼は細かいことにもよく気づいた。
ぽちが痩せると「痩せた?」、私が前髪を切ると「髪切った?」と声をかけてくれる。
嬉しかった。だけど、苦しかった。彼の気持ちは全然わからない。私は恋人だと思いたかったけれど。
「…私のこと、ただの犬好きの女の子って思ってる?
「んなこたーない」
「それじゃあ…」私は目を閉じて深呼吸して思い切って一気に言った。
「それじゃあ、好きになってもいいかな?」
「…いいとも!」と、はじめて会った日と同じ笑顔で微笑んでくれた。

坂道をのぼれば、恋人に会える。


353 :花と名無しさん :04/11/25 09:37:08 ID:???
いいとも学院3年B組、うちのクラスに韓国から転校生がやって来たの。
「ワタシ ハ ヨンジュント モウシマス」
彼の名前はヨンジュンくん。
小さなお顔にがっしりした筋肉質な体は、今クラスで
流行っている宮川モサヨの漫画に出てくる男性みたい。
クラスの女子はヨンジュンくんに
『微笑みの貴公子』
ってニックネームをつけて大騒ぎ!
ヨンジュンくんは副委員長の私、久仁子の隣の席に。
「アサギサン ドジョ ヨロシク オネガイシマス」
礼儀正しいヨンジュンくんの微笑みに久仁子もクラッと来そう。
峰くんと海老名さんが
「麻木、真っ赤になってらぁ!」
とからかうからますます赤くなっちゃった…かぁぁぁ…っ
━放課後━
先生に頼まれた書類を整理、委員長の森田一義くんと
二人きりで教室に残っていたの。
窓の夕日をバックに森田くんがささやいた…。
「麻木…おまえもヨンジュンくんを…いや、なんでもない…」
森田くんのグラサンの奥の恥ずかしそうな瞳に久仁子は
キュンとなってしまったの。
「んなこたぁない。
私にとっての微笑みの貴公子は…森田くん…貴方よ…」
いつも見ていたグラサンの奥の森田くんの微笑み。
貴方こそが私の微笑みの貴公子…永遠に☆

354 :花と名無しさん :04/11/25 12:22:50 ID:???
タモさんOK集

その1
「タモさん・・・私と・・・私と付き合ってください!」
「いいとも!」

その2
「タモさん・・・私と・・・私と付き合ってください!」
「よろしくおねがいしまーす」

その3
「タモさん・・・私と・・・私と付き合ってください!」
「じゃ、来週の月曜日大丈夫ですか?」

その4
「タモさん・・・私と・・・私と付き合ってください!」
「告白をされましたので、会長より粗品の贈呈です」
「えー、つきあう、ということで『竹刀』を差し上げます」

363 :タモリの巣 :04/11/25 18:32:15 ID:???
「早く来いよ!日本から転入生ふたりさ!橋をわたって」
「何をそんなに騒いでるんだ?」
「聞いた!?ぼくらの四学年だぜ」
「いとこ同士だっていうけど…ちょっとその…なんてんかね。印象的!」
「そうそれ印象的!」

騒ぎに誘われて少年はその部屋の扉を開けた。
中には大勢の少年たちがつめかけ、騒がしく転入生たちを迎えていた。

「下着やシャツは寝室のタンス。タオルは支給。時間表あとでうつして。
学校の規律はまもってもらわないとね!あぶないものを持ち込んだりーーー
おい!引き出しにイグアナを入れては駄目だよ!」

「くぁwせdrftgyふじこlp;」
「タモリ」
わけのわからない言葉を話しはじめた片方を、片方が止める。
その二人の立ち入れない通じ合った雰囲気に、少年はまばたいた。

(なる…印象的だ)


364 :タモリの巣2:04/11/25 18:34:31 ID:???
謎の言葉を話した男を止めた方は少し前のミュージシャンのような風貌。
もう片方はなで肩で、だが質のいいスーツに身を包んでいる。オールバックがやけに印象深い。
どちらにも言えること。それは二人とも、サングラスをかけていること。 年齢が不明なこと。
そしてどことなくウダウダとした雰囲気をまとっていることだった。

「ようこそ!おふたかた。寄宿生活は初めてって感じだね」
少年の声に、止めた方ーー手に「つっこみ如来」を持ったみうらじゅんが振り返る。
少年にはそれが何を意味するのか分からなかった。よって少年は、彼が「マイブーム」という
言葉を故国日本で作った偉大な人物だなどと、と知るよしもない。
そして彼の隣にいる男が、日本でどれだけ長いことーーーそれこそギネスにのるほどの、
司会番組を持っているなんていうことも。
「たいへんな歓迎だな…日本からの転入生って初めて?そんなにも珍しいかい?」
「?ごく当然興味はそそるね」
「drftgyふじこl;;」
「……おいきみのそっちがわの相棒は、ドイツ語が駄目なのかい?」
「いいや喋れるよ。
 彼は今ペ・ヨンジュンの形態模写を研究してるんだ」

「じゃドイツ語で話せよ!ここはドイツだ」
言われた方ーーー。
サングラスをかけ、柔らかいがどこか底の見えない笑みを浮かべた男、タモリが振り返る。
彼がその笑顔を浮かべるのは、世にも奇妙な物語の解説の時だけであるとーー知るのは、
みうらじゅん以外この場にいないのが、不幸の始まりであった。
「ーー中洲の学校ねぇ。 けっこう!いいーーシーズンになりそうだ」
こうして始まったーー魔の季節。
その嵐のような季節の後に、マニアックネタしか通用しない学校になってしまうなんてーー知る者は、
まだいない。


384 :花と名無しさん :04/11/26 02:19:04 ID:???
(設定)『芸』が移り変わり、今ある芸人たちはすべて過去の物とされ、忘れ去られ、
理解を失っている。年齢不詳のいつからいるか分からない芸人たちは、それゆえ
恐れられてもいる。
「タモさん!タモさん!タモさーーん!」
トットちゃんは悲痛に名前を呼んだが、答える声は決してなかった。
その身に銃弾を受けたトットちゃんは、まばたきのうちに灰となり、宙に舞い、
消えた。
外は闇。
ゆっくりと窓を開け、タモリは現れた。
生きる場所を間違えたピーター・パンのように。
雨に濡れたオールバックの髪は、今は乱れて垂れている。

サングラスに隠された奥の目は、何を思っているのかーー。
唯一はかることの出来たトットちゃんは、もう、いない。
「トットちゃんの悲鳴が聞こえたーー。俺は…間に合わなかった」
「お前たちは何なのだ!このーーー化け物!何のために存在している!」
「存在しているーーお前よりずっと長い間。ひたすらに芸に焦がれ、
芸と共に…何か言い残すことは?」
「rdftgyふじこ!」
銃声とともに弾けたのは、何だったのか。

(何のために?)
(次の世代に残す命も、遺産もなく)
(長い長い時を なぜ芸にかけているのか)
(ああ、それでも俺は)
(それでも俺はーーー)

同じ司会者として分かり合い、笑い合えた彼女を失った今、
タモリは永遠の孤独の淵に立たされていた。
「一緒に行くかい。……一人じゃあ、寂し過ぎる」
「……いいとも」
明日タモリが迎えに来るのは、あなたかもしれない。

405 :花と名無しさん :04/11/26 15:05:09 ID:???
残業をしている29歳の負け犬商社OL,さやか(仮名)。
「ロスとファックスのやりとりするから、今夜は徹夜だわ」と
ひとりオフィスで思わず靴を脱いでアンパンをかじった。
…疲れた。
海外赴任でドイツに行ってしまった恋人の長井さんとも別れた。
陽気な関根課長と付き合っていたこともあった。寂しくて。
ロッカールームで20代OLのだいたさんたちが「青木さんの
頑張り方ってイタいよね」って言ってるのも聞いちゃった…。
…そして、夜中のアンパンか…と、自虐的にため息をついたとき
背中に視線を感じたさやか。
「…どこ見てるのよーー!」と思わず叫んで振り返ると、
四ヶ国語ぺらぺらでマージャンもできちゃう、アジア担当の
森田部長が近づいてきて、机にコトン、と置いた。
「疲れたときは、ユンケル黄帝液」
「…森田部長…」
「顔小さいね、とはいえないけど…悪くないよ、青木さやかくん」
「…で、でも」
「疲れたときは、坂道の上から下を見下ろしてみるんだ。
 なんだか癒されるよ。それからゆっくり坂道を下る。
 週末には…ドライブで綺麗な景色を見に行ったりすれば
 きっと元気になる。たとえば山奥の誰も知らないダムに
 うつる青空…」
「もう私なんかをドライブに誘ってくれる男なんていないわ。
 私なんか…」
「明日、来てくれるかな?」
「いいとも」
一瞬の迷いもなく答えていた。結婚して仕事をやめてドイツに来てくれ
という長井のプロポーズにあれだけ迷って断った私なのに…
森田部長のさりげない誘いが嬉しくて、さやかは背筋を伸ばして
ふたたび海外に向けてメールを打ち始めた。森田部長の視線を背中に
感じても、もう「何みてるのよ」と言う気にはならなかった。

415 :花と名無しさん :04/11/26 20:58:34 ID:???
あたしの名前は由実。
八王子の呉服屋が実家の女子高生。
学校の男子はガキっぽくて退屈。
そんな時、ジャズ喫茶で知り合ったあいつ。
あたしに近づいて来て、イグアナのモノマネをした
憎めないあんちくしょう。
ヤツの名はモリタ。
グラサンにオールバックもキマってる。
モリタにどんどん溺れてくあたし…。
モリタと七夕のパレードに行った翌日、
偶然会ったクラスメイトに言われた。
「彼は誰なの?
どこで見つけたの?
でも可愛いね、あなたより背が低い!
並んだら5cmも…クスクス」
…そう、彼といると猫背になっていたあたし。
モリタより背が高い事を気にしてパンプスを
はけなかったあたし。
よそよそしくなったあたしにモリタが言った。
「ボクも前からおかしかったのさ。
やっぱり二人あわないよ。
並んだら背が違う…5cmも…。」
サヨナラは混んでたデスコ。
モリタのおでこの上でハナをすすり、初めてのチーク。
今はアナタに似合うタイニーな女のコといると噂で聞いた…。
越えられなかった…5cmの向こう岸…。

419 :東京タモストーリー@:04/11/26 23:08:43 ID:???
あたし、リカ。紺のブレザーが似合う気の強い帰国子女。
あたしの会社に博多から中途採用で入ってきた森田くん。
サングラスの似合う彼は、すこし不安げ。
思わず、あたし、言ってた。
「あなた、まるで8月31日の小学生みたいに不安な顔してる。
馬鹿ね。東京が怖いの?」
「…んなこたーない」と強がる彼がかわいかった。
「あなた、今日からタモリね」
「なんで」
「…モリタをひっくり返しただけよ。ねえ、
 タモリって呼んでいいかな?」
「いいとも!」
その瞬間、あたしは恋におちた。


420 :東タモA:04/11/26 23:09:13 ID:???
だけど、彼は、毎度おなじみ流浪の秘めた恋を抱えていた。
彼のふるさとのキューポラのある街のアイドル・小百合ちゃん。
東京で暮らしている吉永小百合ちゃんに会いたくて、
東京の会社に途中入社してきたのだ。
小百合ちゃんは、遊び人の裕次郎くんや舟木くんに
振り回されててちょっとやつれてたけど、でもやっぱり綺麗だった。
小百合ちゃんと舟木くんの接吻を見て落ち込んだタモリくんに
あたし、思わず言ってた。
「ねえ…タモさん…セックスしよ!?」
こうしてあたしたちは、夜一緒に過ごすようになったの。そのうち
彼はあたしを抱くことを好きになってくれた。そしてある夜
耳もとで囁いてくれたの。
「…今夜は最高」
幸せだった。タモさんに会えてよかった、そう、心から思ってた。


421 :東タモB:04/11/26 23:09:44 ID:???
だけど、小百合ちゃんは、遊び人の男たちに疲れて、
タモさんのやさしさに気づいてしまった。そして、タモさんが
小百合ちゃんを選びたがってるのに、気づいた。だからあたしは
ロスへの転勤話に便乗して、別れ話を受け入れるしかなくて…。
「ロスに行っても、がんばってくれるかな」
「いいとも!」涙声であたしは答えた。
「いつまでたっても、出会った日のリカで居てくれるかな?」
「いいとも!」涙が風にちぎれてとんでいく。最後は、
あたし、リカらしく強がってこんなことを言ってみた。
「最後は笑って別れよう、笑って…」
「いいとも!」と彼は静かに微笑んでくれた。
それが、あたしたちのさよならだった。


422 :東タモ これでラストです!:04/11/26 23:10:16 ID:???
それから数年後。東京の街角であたしたちはすれ違った。
「リカ?」
「タモさん!?…小百合ちゃんは元気?」
「ああ」
「変わらないね、タモさん」
「リカもな…あれ? 髪切った?」
「…うん、切った」
別れたあとも、あたしの髪型を覚えていてくれたタモさんが
いとおしかった。遠ざかるタモさんの背中に、あのころのように
大声で叫びたかったけど、心の中だけにした。

ターモさん! 愛してるよ!

431 :花と名無しさん :04/11/27 00:35:27 ID:???
いいとも中学3年B組、クラスメイトのヨンジュンくんが
韓国に帰ってしまうのでお別れ会を催す事に。
俳優になるのが夢のヨンジュンくんの為に、
3Bのスカーレット・オハラこと大地サンと、
サンバが得意なケツダイラマンくんが中心になり、
ミュージカルをやる事に。
でも不満そうなのがクラス委員の森田くん。
いつもは穏やかな彼なのに、
「俺はミュージカルが大嫌いなんだよ!
歌か演技かどっちかにしろよ!
俺は絶対参加しないからな!」
と、いつになく不機嫌。
微笑みの貴公子ことヨンジュンくんも森田くんの態度に寂しそうな顔。
「ミナサンノ キモチダケデ ワタシ シアワセデス…
ダカラ ケンカ シナイデクダサイ…」
ヨンジュンくんの眼鏡の奥がキラリと光った。
━お別れ会当日━
ミュージカルが行われる中、突如トランペットの音が!
照れながら得意のトランペットを演奏する森田くんが登場!
森田「ヨンジュン、今夜は最高!?」
ヨンジュン「オフコース!」
森田「これ…別れの記念に俺のグラサンもらってくれるかな?」
ヨンジュン「イイトモ!」
━2004年11月━
人気俳優になり来日したヨンジュンの目には、あの日の
森田君のグラサンが光ってたのです!

437 :花と名無しさん :04/11/27 02:11:57 ID:???
「森田君のどこがいいわけ?あんな乱暴なヤツ!」
カズヨシに視線を送ると、気付いた友達に必ず言われるこの言葉。

確かにカズヨシは乱暴。
「俺はなぁ・・・ガキは嫌いなんだよ・・・・・!」
「ミュージカル?ヘッ!くだらねぇ!!」
「はぁ!?聞こえねぇ!全然聞こえねぇよ!」
わざとそんなことばっかり言ってる。

でも私は知ってる。
グラサンの下の柔らかい視線。
梅雨の雨に濡れた捨てコンドルに、優しく語りかける笑顔。
そして・・・・。
あの時、飛んできたゴルフボールから、私を身を挺して守ってくれたこと・・・・!
いっぱい怪我してるよね・・・・私の為に・・・・。

私知ってるよカズヨシ。素直じゃないだけだって。
いつか「タモさん」って呼びたいな。
そして、あなたのちょっと素直じゃない誘いにも、
とっておきの笑顔で「いいとも!」って言いたいの。ふふっ。

439 :テニスのタモリ様:04/11/27 11:03:14 ID:zSzwOy0u
中居「このサーブを打ち返せるわけがない!くらえ!」
タモリ「んなこたーない」
見事勝利

440 :花と名無しさん :04/11/27 12:15:05 ID:???
「タモリ様!私タモリ様のとりこよ♥キャ〜」
タモリ「んなこたーない」
堂真理子「とりこにならなくてもよろしいのでは?」
タモリ「ではスタンバイよろしく。」
前田有紀(アナウンサーの方)「ちょっと!ハロプロじゃない!」
堂「前田さんは出てこないで!河野明子と一緒にラクロスやってればいいでしょ。」
そうやって、タモリを外野から奪おうとする堂真理子。
タモリ「そりゃ〜テンション下がるよ。」
数日後…
徹子「でも、タモリさんの芸は素晴らしいと思いますね。」
タモリ「例の四ヶ国語マージャンか?でもテレビ朝日といったらな、新人アナの堂がうるさいんだよ。」
徹子「私と一緒にチークタイムでもしますか?」
チークタイム?もうやってるよ!徹子の部屋に来た時点で。

450 :花と名無しさん :04/11/27 16:28:16 ID:???
あなたはもういない。分かっていたはずなのに。
扉を開けて入ってきた男を見て、私は口を押さえる手を止めることが出来なかった。
「タ・・・タモさん!?」

『私で、私でいいの?』
『いいとも・・・』
私の過去を全て受け入れ、愛してくれたあなた。
そして私をかばってイグアナと戦い、深い滝に落ちたあなた・・・・。
あなたが私のそばに立っている。死んだはずのあなたが・・・・。

あなたがいなくなり、私はあなたの幻影に囚われた。
タクシー運転手・・・・自転車に乗った男・・・・・グラサンを見かけるその度に、私は私を否定する。
「あれは『あなた』じゃない」と・・・・・。
それなのに。・・・それなのに!
何故、何故この男と出会ってしまったの!

「タモさん?それがお前が愛した男の名前か・・・・。
 だがその名前はもう忘れろ」
「誰?あなたは一体誰なの!?」
「・・・・『コージー』・・・・
 お前は、それだけ覚えていればいい・・・」
「コージー・・・・?」
「そうだ。全てを・・・忘れさせてやるよ・・・・」
「!!・・・・いや・・・っ!やめて・・・・や・・・・いやぁぁぁっ!!」

<次号へ続く>



ウソです続きませんすいません。
>>447さん、>>448さん、ネタに使っちゃってごめんなさい。

466 :花と名無しさん :04/11/28 11:41:36 ID:???
ベルリンの壁崩壊後、タモーリクはタモユーリと再会した。

タモーリク:髪切った?
タモユーリ:うん。前髪をちょっと。
タモーリク:ホリ深いね〜。
タモユーリ:・・・。ギリシャ入ってるから・・・。
      そんなことより、タモーリク、君には話したいことがたくさんある。
      僕はターモが好きだった・・・。
      でも。君、サイフリィートモ・ゲストを覚えてる?

(回想 図書館でサイフリィートモとタモユーリ話している。)
 サイフリィートモ:論じ合おうぜ。ヤコブ館の二階の端の部屋に、来て、くれるかな?

タモーリク:・・・!
      「いいとも」って言ったの・・・?!何で・・・。
タモユーリ:パツキンだったから・・・。
タモーリク:じゃ、ターモは?
タモユーリ:ターモのプラチナブロンドも良かったけど、サイフリィートモはロングだったんだ。
タモーリク:じゃ、ヲスカーは・・・?
タモユーリ:直毛じゃなかったんだよね・・・。あと色とつやが・・・。
タモーリク:・・・。
タモユーリ:でも、サイフリィートモは・・・。

(回想 鞭を持ったサイフリィートモと鼻血を出しているタモユーリ)
 サイフリィートモ:これで最後だ。「いいとも」って言ってもらうよ。
          君は「いいとも」って言うんだ。
          僕を神より愛して、くれるかなっ?!
 タモユーリ:・・・い・・い・・・とも・・・。

タモーリク:そ、そんな・・・。

(続く)

467 :花と名無しさん :04/11/28 12:10:49 ID:???
>>459
荒海の中、木の葉のように揺れるクルーザー。
燃料はとうに尽きており、波間に揺られるばかり。
遠く陸地が見え、櫂を出してたどり着いたが、そこは無人島だった。

459さん:どうしよう、なんとかならないかなぁ?
タモさん:まずは狼煙だね。生木を集めてくれるかな?
459さん:いいともっ!・・・でも、何で生木?
タモさん:乾いた木はよく燃えるけど、煙が出ないんだよ。生木じゃないとね。
459さん:へぇ〜、へぇ〜

タモさん:集まったみたいだね。んじゃ、なるべく高いところにいこう。
459さん:んじゃあの丘の上まで。

タモさん:この丘も、ちょっと歩きやすくすればいい坂道になるのに・・・(ボソッ
459さん:???

狼煙も上げて、救助を待つ二人。
浜辺で流木に腰掛けて、焚き火を囲んで魚を食べてる。
459さん:この魚、どこでとってきたの?
タモさん:海から。
459さん:サングラスはずして?
タモさん:んなこたーない。

日が暮れてクルーザーで助けを待っていると、どこからか哀愁のあるトランペットの音が。

・・・これ以上書けませぬ。ネタにしてすまん>>459さん

470 :花と名無しさん :04/11/29 19:29:36 ID:9dBYx0d0
467続き
昼間は野生動物たちのマネをしたりして、動物達と言葉のない
コミュニュケーションに励んだタモさん(468さんのを借用)。
おかげで、夜になっても、コンドルやイグアナは襲ってこなかった。
だけど、夜になって闇が広がると不安になる459さん。
森の中からタモさんも帰ってこない。ひとりクルーザーで助けを待って
いると…
459さんが振り返ると、そこにはトランペットを小粋に
演奏するタモさんの笑顔が。
タモ「毎度おなじみ、流浪のトランペッター・タモリです!」
459さん(以下敬称略)「タモさん…」
タモ「不安な顔してても助けは来ないよ。夜中に大きな音を出しすぎると
怖い動物が来ちゃうかもしれないから今日はやめておくけど…
でも、明日日が昇ったらこれを吹けば、通りかかった船が気づいてくれる
かもしれない。…どうだい?」
459「タモさん…タモさんは怖くないの?」
タモ「一人じゃないからね。ようこそおいでくださいました。電報
 届いてます、ほら、お花の祝電」といいともごっこしながら、そこらで
摘んできた野の花を束にしてくれたタモさん。
459「タモさん…わたし、このままでも大丈夫」
タモリ「こわくないですか?」
459「そうですね」
タモリ「安心して眠れそう?」
459「そうですね」
タモリ「では今夜は特別サービスで、腕枕をして
    あげましょう」
こうして、タモさんの腕の中で眠る459。

472 :漂流編続き :04/11/29 19:45:01 ID:9dBYx0d0
次の日ふたりが目覚めたのは、空から降ってくる轟音だった。
見上げると、目玉のマークのヘリコプター…
「タモさん!やっと見つかった! いいとも間に合いますね」
と、フジテレビのえらい人たちがヘリからばらばらとおりてきて
タモさんを取り囲む。
「俺よりこの子を…」とタモさんがいうのもお構いなしに、
テレビの人たちはタモさんを取り囲み、ついでに仕方なくのせて
やるんだといわんばかりに459さんも乗せてヘリで東京へ…。
ヘリの中で、隣に座った冷たそうな男が459に言った。
「タモさんとふたりきりでいたことは誰にも言うんじゃないぞ。 
 もし言ったら、タモさんも困るし君の生活がどうなるか…」と
脅しみたいな調子で。事務所の人らしい。
「私、だれにもしゃべったりしません! さよなら!」と
ヘリコプターが着地すると泣きながら459さんは走っていった。


473 :漂流編完結編 :04/11/29 19:45:38 ID:9dBYx0d0
町を歩く459さん。
電気屋のテレビで始まったいいともでは、いつものタモさんが
いつものように話を進めていた。
部屋に帰って、タモさんからもらった花束を窓際に飾る。
すこししおれていたけれど、思い出になるのはこれだけだ。
「この花が枯れたら忘れるわ」と誓った。
そのとき、459の携帯が鳴った。
「え?」とあわててとるとトランペットが奏でるムーンリバー。
「…な、何?」
「夕べのコンサートの続きだよ。聞こえる?」とタモさんの声がした。
「この声…タモさん? 空耳じゃなくて?」
「今は空耳アワーじゃないよ」とタモさんはおかしそうに笑う。
「…タモさん、もう2度と会えないと思ってた」
「んなこたーない」と、いつものやさしい口調でささやくタモさんは
こう、続けた…
「今度は、いつ、会えるかな?」

END

勝手にまとめてすみません。おかしかったら
あぼーんしてください。

484 :花と名無しさん :04/12/01 02:38:37 ID:???
あぁ…タモリと純次の間で揺れ動く私…トクントクン

485 :花と名無しさん :04/12/01 11:37:06 ID:E31aJdo5
>>484さんに捧ぐ…
紆余曲折もあったけど、タモさんとつきあうことになった私。
毎日、うちの前まで送ってくれて、やさしくこういうの。
「明日も来て、くれるかな?」って。
「いいとも」って彼の腕の中で答える時の幸福感、絶対に
手放したくない。いつまでもタモさんの隣にいたいって思ってた・・・。
ところがある日、タモさんの車のテールランプを見送って
マンションに入ろうとしたときに、腕をぐっとつかまれて
いきなりキスされた。だ、誰?
「何するのよ!」と平手打ちをしてから相手の顔を見ると
元彼の純次だった。遊び人でちゃらちゃらしていて、大竹くんたちと
バカなことばっかりやってる彼に愛想をつかして別れたのは
もう1年も前のこと…。
「君の恋人が、おやすみのキスもしてくれない腑抜け野郎みたい
だから、かわりにしてやったのさ」とうそぶく純次。
「相変わらず自分勝手ね。私にはもう、新しい恋人がいるの。
 あなたとは二度と会わないっていったじゃない!」
と私が怒っても、純次は相変わらずにやにやしてる。
「お前の大好きだったブラボーダンス踊ってやるよ」

486 :続き。:04/12/01 11:38:03 ID:E31aJdo5
「そんなの見たくない!」
「お前、あんな男の安っぽいイグアナの物まねで満足できる
 女じゃないだろう?」と純次はいやらしく笑った。
この笑顔をセクシーだと思って恋焦がれていたことも
あったのだけど。
ティッシュペーパーみたいに軽薄な男だ、近づいたら傷つくだけの。
私の中で警報が鳴り響く。
タモさんの、タオルのように私を包んでくれるやわらかな愛の中に
いるのに、引きずり出さないで、純次!
「俺、お前のことあきらめないからな。俺のほうがいいってこと
 思い出させてやるよ」といって、純次はちょっとキザに
手を振って去っていった。タモさんのやさしさで心がいっぱい
なのに、純次の生々しい唇の感触が抜けなくて、その夜私は
なかなか眠れなかった

つづき…ません。


487 :花と名無しさん :04/12/01 13:31:16 ID:???
続けてみる。

翌日、タモさんに電話をした。不安な気持ちを消したかった。
でも、タモさんはすぐに見破ったみたいだ。
「…ほんと困っちゃうよ、安斎には」
「そう…ですね」
「…どうしたの?元気ないね」
「そう…ですね」
「何かあった?」
「そう…ですね」
ダメだ、この人と話していると、どんどん素直になってしまう。
ついに私は、すべて話してしまった。
「…そういうのをオレに話してどうするの?」
そう言うタモさんの声は、聞いたことの無い声だった。
「俺の見えないところ…例えば裏番組とかに相談するとか…」
「そんなのじゃないの!タモさんに…隠し事なんかしたくなかったの…」
「もう、あのティッシュペーパーのことは愛してないのかい?」
「もちろんよ。だから、こうして…打ち明けたかったの」
「…分かった。でも、やっぱり顔を見て話したいんだ。今からアルタに来てくれるかな」
「…いいとも。すぐ行くわ」

そう言って、私は電話を切り、出かける支度をした。
そして、ちょうど出かけようとしたとき、インターホンが鳴った。
いやな予感…胸騒ぎに襲われながらドアを開けると…

「開けてくれたアンタにグラッチェだぜぇ、へっへっへ…」

そこには気持ち悪く眼球を回し薄ら笑いを浮かべる純次がいた…

続きお願いします…

502 :花と名無しさん :04/12/01 23:13:59 ID:???
487さん
テカテカと光る顔にいやらしい笑みを浮かべ、扉の隙間に体をねじ込み部屋に上がり込んでくる純二。
「いや、ダメ…!!」
「ちょっとだけだからいいじゃねぇか…な?」
そういって純二はいやがる私を…






押し退けて台所に向かうと、しつこい油汚れのついた食器たちを「ジョイ」で勝手に洗い始めた。


すみません身投げしてきます

506 :花と名無しさん :04/12/02 02:20:33 ID:???
502続き

わたしは、嬉々としてジョイで皿を洗う純次の背中を、
呆然と眺めていた。ダメ、タモさんとの待ち合わせの
時間に遅れてしまう。
アルタに、行かなくちゃ…
「わたし、出かけるから…あなたも出てってよ!」
「…アルタに用があるか?」と、純次は、ダジャレをひとつ
言ってから微笑んだ。
「ただ…会いたかっただけなんだ。ブラボーダンスなんて
 どうでもいいんだよ。あのイグアナに負けたくない。
 君を俺のものにしたい…だけど俺には時間がない。 
 だけど、僕にはピアノがないってのは西田敏行だけど。俺は
 ジョイで除菌されたくだらない細菌みたいに消えていく運命を
 背負った男さ。君の彼の番組みたいに、長生きできたら
 いいのに…」
寂しげにふたたび皿を洗い出した純次の背中を、私は複雑な
思いで見つめた。

507 :花と名無しさん :04/12/02 02:27:19 ID:???
私は純次に言った。
「あなたの言葉はいつもじゃんけんの後だしみたいに
私を苦しめるのよ。後から本音を言われても遅いよ!
あなたが東京フレンドパークに出た時だって、1回目は
コインをそのまま持ち帰って笑いをとって、2回目にその
コインをもってきて追加してダーツに挑戦してた。
フレンドパークならそれでもおもしろいしいいよ。でも
私の心のなかにおいておいたコインは、もうタモさんのもの」
「…そんな…君のこと、どんな宝石を見つめるよりいとしくて
 タモさんと付き合いだしたって噂に聞いて、気が変に
 なりそうだよ」
「あなたはもともとヘンなのよ!」と私は純次の身勝手な
言葉に怒りを隠せなかった。


510 :花と名無しさん :04/12/02 08:36:06 ID:???
「私・・・タモさんが好き・・・・・
 どんなに避けられてもいいの・・・もう気付いちゃったの
 タモさんが・・・・好きなの・・・・」
「・・・・・・んなこた・・・・・
 ・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・いや・・・もう辞めよう・・・」
「!」
「ゴメンな・・・・・いつもいつも外国語でごまかして・・・・・
 俺・・・俺も・・・・・・・」

「待てよぉタモリィ!」

「!?
 ジュンジ!?」
「ソイツだけはわたせないねぇ〜〜これでも喰らって目を覚ましな!」
「バ、バズーカー!?」
「いやぁぁぁぁぁぁぁ!!」

518 :花と名無しさん :04/12/02 19:16:22 ID:???
ある日唐突に死んでしまった母。
迎えにきた生き別れた兄は…国民的スター、タモリだった。
信じられない生活だけど、少しずつ慣れていく私。
かぶっていた猫も少しずつ脱いで…いつか本音で話せるようになるのかな。

私は階下の物音に、眠い目をこすりながら降りていく。
すると台所、冷蔵庫の前にうずくまる見慣れてきた背中。

「タモにーさんや?どうしたんだ」
「うん?

振り返った兄は、もぎゅもぎゅと残り物をあさっていた。

519 :花と名無しさん :04/12/02 19:36:46 ID:???
>>518
タイトル:「笑う大芸人」

521 :花と名無しさん :04/12/03 00:48:50 ID:???
私は至って普通の芸人タモリ!
お昼の看板番組を仕切らせてもらったり、
流浪の番組でイベントしたりしていたの。
そんな毎日を送っていた私が、ある日不思議な小美人にであって
素敵な魔法を手に入れたの♪
秘密の呪文「ンナコタァナインナコタァナイバングミトクセイストラップ!」と唱えると、
魔法のアイドル『大魔神子』に大変身!
でも私のニクイあいつ、肇が神子に夢中なの。フクザツ・・・。
魔法の力を手に入れてから私は恋に仕事に大忙し☆
来月予告『神子、Mステ登場!?』お楽しみに!

・・・文章力なくてごめん。

526 :花と名無しさん :04/12/03 12:57:44 ID:???
今日のお昼休みは全然ウキウキウォッチンじゃない!
だって、彼の隣にはあのいけすかない女。
今日も彼女は精一杯の作り笑顔と、作り天然ボケなキャラクターを演じて、男心を手玉に取る。
私はお弁当を口に運びながら、ちらちらと二人の様子を盗み見るしかできない…。

でも、タモさんは彼女にあまり興味がないみたい。
暑いのか寒いのかわからない服だね、なんて軽くあしらってる。
いいぞいいぞ、と思いながらウインナーをほおばる私。
「ウルウルとか口に出して言うような計算高いあんた、みんなから嫌われてるんだから!」
心の中でそうつぶやいた時、私の目に映ったのは…
目を潤ませながら彼の分身とも言える携帯ストラップを握りしめ、勝ち誇ったあの女…!
くやしい! もう我慢できない! もう見ていられない!
思わずフォークを握りしめ、あの女に振りかざそうとした瞬間、彼はしれっと言った。

「はい、それじゃお友達紹介してください〜」

…よかった。私、もうちょっとで罪を犯してしまうところだった。
明日のゲストはますだおかださんです。

527 :花と名無しさん :04/12/03 15:20:16 ID:???
「ねっ、ねっ、アレ見て!すっごいかわいい!」
「・・・ああ」

「あ、ちょっと見たいのあるからこの店よっていい?」
「・・・ああ」

「今日晴れてよかったね!」
「・・・ああ」

今日はタモさんの予定が無いから久しぶりのデートだというのに、
タモさんはちっとも楽しくなさそう。

「土日、空いてるかな?」って久しぶりに電話がかかってきてとても嬉しかったのに。

「・・・タモさん、ひょっとしてつまんない?」
おそるおそる無表情のタモさんにきいてみる。

「んなこたぁない」
タモさんはいつもの調子でそう言う。


けれど結局この日はこんな感じのままで別れた。



528 :続き :04/12/03 15:21:54 ID:???
次の日、私とタモさんの関係を唯一知る友達に相談してみる。

「もしかして・・・私って飽きられているのかなぁ?」
「なんで?」
「せっかくのデートなのに全然そっけないし、ずっと無表情なんだもん。
 タモさんは国民的大スターだから、私との関係がばれることとかでめんどくさくなっちゃったのかも・・・」
真剣に悩んでいるのに、ふふ、と鼻で笑われた。
「な、なんで笑うの!?」
「あのさ、タモさんはそういうめんどくさいのを承知であんたと付き合ってんのよ?
 今更あのタモさんに限ってそれはないわ。
それに・・・タモさんもこのデートかなり楽しみにしてたはずよ」
「な、なんで?!」

「だって・・・最近テレフォンショッキングで土日の天気のことばっか気にしてたのよ?
 あれは間違いなくあんたとのデートが楽しみだったからに見えたわ」




その日の夜、タモさんから「土日、デートしてくれるかな?」と言う電話がかかってきた。


   おわり

542 :花と名無しさん :04/12/04 20:17:53 ID:???
貴方は知らない…私がそら耳アワーの常連投稿者だって事を…
だってKOIする前から女の私がこんな事を考えてるなんて…と
架空の男名前で投稿していたんだもの、気づくわけ無いよね
わかってる
気づいて欲しいけど気づいて欲しくないんだ
矛盾してるよね

お前は知らない…俺がお前が男名前で投稿しているこをに気づいていることを…
だってKOIする前からお前のネタにKOIしていたから
そんなこと気づくわけ無いよな
気づいていると告げてしまえばお前は逃げていきそうで
お前をお前のネタごと愛していると言いたいけれど言いたくない
矛盾してるよな

「んなこたーない」

今、私が
今、俺が
欲しい一番の言葉

明日は勇気を出して本名で投稿してみようかしら
次の収録は勇気を出してジャンパーを出してみようか


547 :花と名無しさん :04/12/06 01:24:47 ID:???
タモさん、私の隣で気持ちよさそうに眠っているタモさん…。
あなたがサングラスを外すのは、私の前だけ。
下ろした髪が、少しだけあなたを幼くさせる。

ねぇ、もし、私がこのサングラスを隠してしまったら、
あなたは明日の「いいとも」に行かなくて済むの…?
それならば、今すぐこの窓から投げ捨ててしまいたい。
そして、あなたが見たことが無い、昼間のみのもんたを一緒に見たい。
でも、そんなことは出来ないわ…。
あなたがテレビから消えたら、悲しむ人がたくさんいるんだから…。

日曜の夜の、私だけの悩み…
あなたは気づいているのかしら、タモさん…

562 :花と名無しさん :04/12/07 01:12:42 ID:???
>>552 
クリスマスネタやってみた。下手でスマソ。

ーーーーーーーーーーーー
今年もやってきたのね・・クリスマス。
街はきれいなイルミネーションに溢れて。
どこからか、楽しそうなクリスマスソングも私の耳に届いてくる。
でも、つきあってる事をみんなにはナイショにしている、
私の愛しい彼ーーーータモさんは、クリスマスが嫌いーーーなの。
「いいとも増刊号」でタモさんと聖夜を一緒に過ごせない事には慣れっこだけど・・。
でも、こんな肌寒い季節は、愛しいタモさんときれいにツリーを飾り付けられた街を
二人で堂々と手をつないでーーーーーー歩きたい。

わかってるの。
私のわがままだって事は。
だって、彼は、皆の「タモさん」なんだもの・・・。
それにクリスマスを嫌いな彼に、無理強いするなんて・・・できない。

大きくため息をつきながら目をやったブラウン管のなかから、大きな笑い声がしている。

ああ、神様。
「いいとも増刊号」で、隣で一緒に司会をしている中居くんが、こんなにも
こんなにも、うらやましい・・・なんて。
私、罪深い、あさましい、女、ですか?
ーーーーーーーーーーーー

スマソ、オチがつけられなかった。
「いいとも増刊号」じゃなくて「Mステ」でもいいのかな?
だれかおもしろおかしく続きを書いてやって下さい。

565 :花と名無しさん :04/12/07 02:14:45 ID:???
>>562の続きをあえて(MステSPと知りつつ)。
お目汚しスマソ


また、ここに来てしまった・・・
新宿、アルタビジョン。
相手がタモさんと知らせずに、しかし彼氏持ちということは公言してるは私は、当然のごとく友人の誘いも受けられず一人でいた。もちろんイルミネーションで彩られている街はカップルでいっぱい。だけど、一人でTVを見ていることも出来ずについつい足を運んでしまった。
少しでも近くで愛しい貴方〜タモさんを感じたかった、というのも無くも無かったが。
画面には、OPの片言の神父の真似をするタモさん。
ボケる貴方が本当に楽しそうで・・・

ねえ、私と仕事、どっちが大事?

言ってはいけない、けれど度々口をついて出そうになる言葉をぐっと飲み込んで帰ろうとしたその時、誰かに肩を掴まれた。
振り返った視線の先にいたのは・・・!
「タモさんっ・・・!?」
「たまには二人でクリスマスを過ごすのも悪くないと思ってね」
「どうして・・・生放送は・・・」
「実はここだけの話、少し前まで収録してたんだ。編集せずに。生放送っぽく見せる為にね」
嬉しさの余り言葉を失って、溢れる涙を抑えることの出来ない私にタモさんは優しく言った。
「だけど、流石に何度もできない。今夜は最初で最後のクリスマスだからね。さあ、涙を拭いて。今夜は最高!と言えるクリスマスにしよう」
私たちのラスト・クリスマス。
サンタさん、素敵なプレゼントを・・・有り難う。

571 :花と名無しさん :04/12/07 14:16:31 ID:???
ねぇ、タモさん…あたいってそんなに魅力ない?
二人で坂道のぼる時も、ゼェゼェ息上がるあたいの
手もひいてくれない冷たいアンタ…。
夜、泊まりたがるあたいに
「今夜はもう遅い。
帰ってくれるかな?」
と追い返す冷たいアンタ…。
前髪下ろした幼いアンタの眠る顔も、あたいはまだ見た事もない…。
どうしてあたいに指一本触れてくれないのさ?
そんな気持ちで観たいいとも…
アキヲさんには耳に息吹きかけたり、手をつなぐんだね…。
あたい、もう胸が張り裂けそう!
タモさんのバカ!!
あたい、アンタなんかもう忘れてやる!
思わず愛川欽也クンに電話して会う約束しちゃった…。
キンキンとタモさん、昔、『クーパーとゲーブル』って
映画で共演していたのさ。
あの時からあたいはタモさんの虜になったんだ。
でも今は…キンキンにメチャクチャにされたい気分…。
さよなら、あたいの初恋…
さななら、タモさん…

575 :初心者なので駄文です。:04/12/07 21:46:56 ID:???
物心ついた時からずっと見てきた「笑っていいとも」
それなりに好きな人とかは出来たけれど何か心にひっかかっていた。
それは笑っていいとものタモリさんだった。
そしてタモリさんに会うために東京に上京してきた。
わかってた。この恋が実るわけないと。
だから親にも、友人にも、東京に上京した理由はただ就職先が東京になったと一言置いてさっさとこの場へ来てしまった。
そして少しでもタモリさんに近づきたいと私の仕事はフジテレビの食堂のバイト。
しかし今思えばアルタで働けばよかった。
ひたすら働いて、満足に暮らせるわけがない。
もちろん希望のタモリさんにも会えない。
友人にも、親にも相談できない。誰にも・・・・・。
そんな身動きできないことを思い出し夜、泣いていた。
そんな1年続いた生活に今日、ピリオドを打つ。
仕事を終えたらすぐ羽田に向かう。
18年間育ててきた恋は今日仕事が終わるときとともに今日枯れる。
「あと1時間・・・」
『まだ開いてる?』
「あ、はいどうぞー」
後ろを振り返った一瞬で私は足がすくんだ。
なで肩、気の抜けた声、そして、いつものサングラス。

タモリさんだった。




608 :花と名無しさん :04/12/16 04:51:56 ID:zXnPUTo3
ヒロイン「いつもサングラスをかけてるのね」
タモさん「ああ、これは俺のトレードマークだからね」
ヒロイン「そうね。ホントによく似合ってるわ。けど、それなら…」
タモさん「それなら何?」
ヒロイン「それなら…テレビにでてる時だけでいいんじゃない?」
タモさん「んなこたぁーない」
ヒロイン「どうして?私の前でくらいとってよ、そんなもの」
タモさん「…」
ヒロイン「あ!ごめんなさい。…そんなものだなんて。」
タモさん「キミの前だからこそコレが必要なんだよ。」
ヒロイン「あら、どうして?」
タモさん「…キミがまぶしすぎるから」
ヒロイン「タモさん!!」
その時、一瞬タモリの滅び行くサバンナ(頭皮)に目をやってしまった
ヒロインのヒロ子は、それが眩しくて思わず目をそらしてしまった。
しかし、それとほぼ同時に彼女はタモリに抱きついた。
今送った視線を誤魔化すため?ううん、ちがう。彼の言葉が嬉しかったから…
抜け目ないタモリは今の視線に気づいていたが、そっと彼女を抱きしめた。
愛は全てを許すのだ。

エンディング曲
アフリカ民族音楽『ソバヤ』(アルバムTAMORI収録)

♪ ソバヤ ソバ〜ヤ ソバヤ ソバ〜ヤ ♪



631 :花と名無しさん :04/12/17 21:20:18 ID:???
今までの登場人物

〈ヒロイン〉
仮名称として「青木さやか」「チリコ」等が使われたことがあるが、
基本的に不定。読み手自身の投影。
〈ヒーロー〉森田一義(タモリ)
〈ヒロインの恋のライバル〉吉永さゆり 井上和香 さとう珠緒
〈当て馬・ヒロインの元彼等〉
 高田純次 イワン(いいとも青年隊)勝俣州和 コージー富田
〈タモリの手下・仲間〉
 みうらじゅん 山田吾郎 安斎肇 泉麻人
〈その他(通りすがり・友情出演)〉
 堂尾弘子 八嶋・高橋(トリビアの泉) 久本雅美 柴田理恵
 黒柳徹子(トットちゃん) 假屋崎省吾 おすぎ パトラ(タモさんの飼い猫)
 哀川・柳葉(一斉風靡セピア)ヒロミ 浅木久仁子 ペ・ヨンジュン
 堂真理子 前田有紀 河野明子 中居正弘
〈タモさんアイテム〉
 イグアナ コンドル 日本刀 スーツ サングラス 大魔神子 ダム 坂道
 竹とんぼ 電車 ジャンパー
〈変化球ヒーロー〉
 みのもんた

                            敬称略

641 :花と名無しさん :04/12/18 21:54:30 ID:RqwzyVca
うう…気持ち悪い…そうだ、昨日もみんなを呼んで朝まで飲んだんだ。
最悪のコンディション。今日はアイツの番組に出る日だっていうのに。
俺は芸能界の女番長・和田アキ子。みんなからはアッコさんと呼ばれ
恐れられている。

「こんぃちは」
「コンニチハ!!」
「東京台風近づいてますよ」
「ソーデスネ!!」

グラサンにオールバック、なで肩。そう、コイツだ。白いスキッ歯が
今日も光ってやがる。アタシはスタッフの合図と共に奴の元へ―――
さっそくこのグラサンに自分の載ったポスターを手渡すと、
「コレ貼っといてちょーだい。」
といつものように手馴れた手つきで相手に渡した。

「おい、昨日言ったじゃん!抱きしめろよ。」
昨日のお友達紹介の電話で、ふざけて言った言葉をまた言ってみた。
「はいはい、、、ドモドモ。恐れ入りますです。」
奴のスッカリ年をとったなで肩を抱きしめるアタシ。抱きしめられ
ているのではない。誰がどう見てもアタシの方が抱きしめている。
その時――――ふーっ―――――
「ああ、チョット!!もう!耳に息を吹きかけるなっつってんだろ!」
「イヒヒヒヒヒ!!」
いつもの笑い。だからこのグラサンと会うのは嫌なんだ。
芸能界のゴッド姉ちゃん。みんなに恐れられ、いつも周り
を振り回すこのアタシが、コイツにはいつも振り回されてる。
アタシを正面からからかうのはコイツくらいなもんだ。

続く…

642 :花と名無しさん :04/12/18 21:56:14 ID:RqwzyVca
>>641  の続き

「お花いっぱいきてますよ。」
「ちょっと!!後ろを歩くなって言ってんでしょ!」
「ヒヒヒヒ、なーんだョ。」
「タモちゃんの後ろ歩いたら絶対なんかするでしょ!さっきの耳
 フーとかさ!!絶対すんなよ!」
「イヒヒヒ」
人の事指差して大喜びしてやがる。アタシが嫌がるほどコイツは
喜ぶんだ。クソッ!!
「だーかーらー、後ろを歩くなっつてんだろ!!」
「わーかったよ。わっかりました。じゃあホラ。」
その時、奴はビビるアタシの手を引き、そのまま淡々と番組を進め
出した。そのあまりにさりげない行動に、アタシはやっぱりドキドキ
してしまった。
―――――――ああ、またしたもコイツの……タモリのペースだ。
アタシの手を繋いでリードするなんて、今までにコイツだけだった。
伝わるかな?精一杯のアタシの気持ち……。

続く…

643 :花と名無しさん :04/12/18 21:57:18 ID:RqwzyVca
>>642 の続き

「そうだ、コレお土産。ホラ。
 ♪も〜うぉ〜悩みっ無用ぉ〜 ぅあぁ〜のぁ〜た〜の髪きっと
  生えて来るぅう〜♪」
幸い例のCMに出ているアタシは、コレをプレゼントする事ができた。
「お!リーブ21!!いいねぇ、ああ、絶対使います。
 ありがとうございます。」
ふふっ喜んでる。喜んでる。アンタの1番欲しがってたモンだもんね。

考えてみればさ、いつもアタシをからかってばかりいたアンタだけど、
その分だけ、いつもさり気無くアタシを落ち着かせてくれてたのも
タモちゃん、アンタだったね。酔っ払ってドツキまわしたりした時
だって、いつも笑って許してくれた。もっともあの頃は2人共…ハア!!!
若かったのだけれども……。

言う!言おう!俺は芸能界の女番長・和田アキ子。ウジウジしてるのは
もうゴメンや。
もう悩み無用!!
アナタの髪も、アタシ達の愛の芽もきっと生えて来る……。
カツラ疑惑のアタシ達。きっと上手く行くはず……きっと……




《出演》
タモリ 和田アキ子

《提供》
森田一義アワー・笑っていいとも!
リーブ21

644 :花と名無しさん :04/12/18 22:12:35 ID:RqwzyVca
>>643

2人がうまくいった場合の補足トリビア

八嶋君、説明を。
はい、え〜ちなみに、アッコさんの告白の言葉ですが、アッコさんが
「アナタのハートをアッコに…」
と言った所、タモリ会長が、
「おまかせ!!」の掛声とともに、ピースサインを返したそうです。
そして「他局だよ?いいの?」とアッコさんがおっしゃったところ、
「いいですよー。オレあんま、んなこたぁー気にしない。
 ところで今晩あいてる?」
「あっはい、大丈夫です。」
「それじゃあ、今晩も来てくれるかな?」
「いいとも!!」
と言う会話が繰り広げられ、会場は今までにないほどに沸いたそうです。
ちなみにその時の会長の笑顔はあまりにもさわやかで、日本の微笑みの貴公子
の名も欲しいがままといった感じだった。
と、いいとも青年隊のジョンさんが後に語っておりました。

658 :花と名無しさん :04/12/20 00:31:54 ID:???
ガラスの仮面42巻発売記念で。


タモさんにはあんな素敵な奥さんがいるっていうのに・・・
何 夢みたいな事考えてたんだろ・・・!?

あたしじゃなかった・・・!
あたしじゃなかったんだ!

よかった・・・バカな事しなくて
あたしなんかが何バカな夢見てたんだろ・・・

誰なんだろ・・・?
何処に居るんだろ・・・?
幻でもいい
あんな風に感じられる人が
他にいるのかしら・・・?

タモさん・・・!


切ない片思い風に。

671 :タモリだけ見えない :04/12/21 03:36:50 ID:dUGDk/vC
あたし80年代アイドルのキョンキョン。忙しい毎日だけど、
お互いの休みがやっと重なって、今日は久しぶりのデーエートッv
てへっ
「ターモーさぁーんv」
「キョンキョンvこんにちは!」
「こんにちは!」
「今日遅刻しませんでしたね」
「そーですね」
「それでは毎度お馴染み流浪のカップル、タモリデートの
 時間がやって参りました。」
「ああ、本当にタモさんなのね!よかった」
「なんのこと?」
「ううん、なんでもない」
と、その時。
「キョエーーー!!キョエーーー!!」
「タ、タモさん??」
突然タモさんは助走をつけ、その短い腕で羽ばたき始めた。

続く

672 :タモリだけ見えない :04/12/21 03:39:07 ID:dUGDk/vC
>>671 のつづき

大空へ舞うタモリさん。
「タモさーん!!待って!置いてかないで!せっかく逢えたのに!!」
喜んだのもつかの間。アタシは泣きながら彼の後を追ったの。
キ―――ン!近くの公園にタモさんは着陸。また助走
をつけて、キレイに羽をたたんだ。
「タ、タモさん!あなたはタモさんなのよ!コンドルなんかじゃない!」
「キョエー!!キョエーー!!!」
「キョエーじゃないわ。アタシはキョンキョン!思い出して!」
「キョン?キョ…キョエェェェェーーー!!」
「そう、そうよ。アナタのハイカラ人魚、キョンキョンよ。」
そう言ってアタシが二の腕を差し出すと、タモさんはソレを鷲掴みにし、
「おお!いーーねぇーー。二の腕ぷるっぷるしてるねぇーー。」
「タモさん。元に戻ったのね!!」
「何言ってんの?…お!なんだこのギャラリーは…!!」
さっきのタモさんとアタシの様子を見て人が集まって来たんだわ!
アタシはなんてったってアイドル。ファンに囲まれたらもう大変!!

673 :タモリだけ見えない :04/12/21 03:45:25 ID:dUGDk/vC
>>672 つづき↓

「なんてったって俺はタモリ。大変な事になったなぁ…。」
「ちがう!アナタはタモリじゃないわ!イグアナ!凶暴なイグアナよ!
 さあ、みんなをやっつけて!ほら、ガラパゴーーース!」
「俺?イグアナ?そうか…俺は…ガ、ガラパゴーーース!!」

つづく

674 :タモリだけ見えない :04/12/21 03:48:01 ID:dUGDk/vC
>>673

――――わぁぁぁぁーーーーーーーーーー!!!

凶暴なイグアナと化したタモさんの尻尾に次々になぎ倒されて行く
人だかり。
あ!誰か1人飲み込まれた!ああ、素敵。アタシのタモさん…
そして誰もいなくなった…
「あれ?俺は何やってんだ?さっきの人だかりは?」
「サインあげたらみんな帰っちゃったヨ」
「サインなんかあげたの?やさしいねぇーー。よし、もうあんな目に
 あわないように、俺のオーラを消そう。」
「え?そんな事できるの?すごーーい!」
「ああ、俺は前髪おろしてサングラスとるだけで簡っ単にオーラ
 を消す事ができるんだよ。ナイナイ以外にはまずバレないよ。」
「スゴーーイ!」
「さっ、これで安心。赤塚不二夫の白ベンツでドライブだ。」
「やだー。赤いコンバーチブルがいーいー。」

ミニのスカートひらりで男の子達の視線を釘付け♪



その他のタモリの人格
中州産業大学タモリ教授、森田一義助教授など。


717 :花と名無しさん :04/12/26 17:54:26 ID:udBw+FAO
深夜、一人で見るタモリ倶楽部。下ネタ全開のあなた。
ニヤリとする私。それに乗っかるみうらじゅん。
喜ぶあなた。笑い転げる私。更に下ネタヒートア――ップ!!
やっぱり笑う私……はははっ……ははっ……む、むなしい……

「誰が言ったか知らないが、言われてみれば確かに聞こえる
 空耳アワーの時間がやって参りました。お相手はこの方…」
さっきのみうらじゅんににつづき、エロネタへ走る安斎。喜ぶあなた。
「何よ。私には指一本触れてくれないくせに…どうせ私は乳ナシ星人。」
思わずポツリと呟いた。
「そんなことない!!」
画面右側の愛しいあの人が、急に叫んだ。まるで私の言葉に答えるように。
「え!?」
目があったような気がした。
「おっぱい星人は…ハァハァおっぱいが好きなんだ!!…
 サイズなんて…ハァ…関係ない!!ハァハァ…ハア!!」
「タモさん???ど、どしたんですか?」
焦る安斎…。と、その時、彼は急に立ち上がった。そしてどんどん画面に
近づいてくる。つまり、どんどんアップになって来る。
ついに、彼のその広いオデコがカメラのレンズにピタリとくっついた
ようだ。後ろから安斎の焦った声…


718 :花と名無しさん :04/12/26 17:57:49 ID:udBw+FAO
>>717
「あ!!」
私は叫んだ!!なんと、彼の愛しいオデコが、今観ているテレビの
画面からそのまま出てくるじゃあないか!!続いて右手…左手…胴体…
とうとう私の部屋に上がりこんだ!!這い、また這い、私の前で遂に
立ち上がった!!……ど、どこかで見た事ある!!えっと、えっと……

ヒロイン(以下ヒ)「貞子!?」
タモリ(以下タ)「いや、タモリ。」
ヒ「サダ…モリ??」
タ「そう、貞森。」動揺する私を見てニヤリ。
ヒ「ど、どうして!?ていうかど、どうやって!?」
タ「今日は指10本で触れに来ましたー。」
ニヤリ。まだまだエロモード全開の貞森。

719 :花と名無しさん :04/12/26 17:58:36 ID:udBw+FAO
>>718
いつものタモさんじゃない!!大胆すぎるあなたにますます動揺する私。
画面に1人取り残され、私の3倍は動揺している安斎。
タ「なーんて。ウソだよ。」
ヒ「!!?」
タ「ごめん、キミは俺にとって、とても大切な人だ。はい、コレ。」
ヒ「え?コレ…いいの?」
タ「はい、ジャンパー差し上げマース。」
ニッコリ。そこにはいつも通りのアナタの優しい笑顔が…
あんなに出し惜しみしていたジャンパーなのに…。
ヒ「タモさん!!」
タ「おーっと。」
思わず彼に抱きつく私。照れるあなた。ラブモード全開の2人。
「タ、タモさーーん?ど、どこ!?」
叫ぶ安斎!!

エンディング曲
ショート・ショーツ(ロイヤル・ティーンズ)

↑タモリ倶楽部のテーマソング。


730 :花と名無しさん :04/12/28 09:53:27 ID:???
あたしは山田優。昨日は憧れのあの人の番組だった。
数の子さんになったあの人。
「いじめてみたい人は?」「一度、付き合ってみたい人は?」
なんて、ドキドキものな質問が出る。
本当は、タモさん…もとい、数の子さんて答えたいけど、
そんな事したらバレバレだもんね。
質問に考えるふりをしながら、さりげなくあの人をチラチラ見てて、そんな風に思ってた。
でも、さすがはタモさんだね。自分が数の子さんてちゃーんと当てたもん。
きっとそんなあたしの視線、分かってくれていたんだろうな。
ますます憧れになっちゃった。


731 :花と名無しさん :04/12/28 09:56:16 ID:???
>>730
ねえ、数の子さん…ううん、タモさん。これからも密かにあなたの事、思ってていいですか?

737 :徹子:04/12/28 16:13:00 ID:???
前略

本日はワタクシの部屋に来ていただき、うれしゅうございました。
実はワタクシ、毎回アナタがゲストにいらっしゃると緊張してしまうのでございますが、
アナタの韓国のスター(名前は失念いたしました)のような笑顔に救われました。

さて、アナタが仰ってらした「時間の感覚」の話でございますが、
ワタクシ、こんなことを思っておりましたのよ。
もし、子供のころにアナタに出会えていたら…。
ワタクシは今より多くのアナタを脳裏に刻み込めましたのに。
子供の処理能力。今、ワタクシが所望して止まないものでございます。

吉永小百合さんも、アナタに会いたいと仰られておりましたわよ。
ワタクシはお邪魔でしょうから、今度紹介して差し上げますわ。
本当は、したくはないのだけれど…。
ワタクシの我侭と思って、お聞き流しくださいませ。

「徹子の部屋」には、いつまでもお泊り頂いて結構ですのよ。
もうアナタは、私の心の中に住んでいらっしゃるのですから。
でも、たまには「タモリの部屋」のドアも、少し開けて下さいませ。
いつまでも、お慕い申し上げておりますわ。

それでは、タモリさま、よいお年を…。

かしこ

755 :花と名無しさん :05/01/03 04:49:17 ID:KP8ILBEe
「ねぇ、キミさー、もしかして…線路好きなの?」
「え?…ハイ、まあ…。」
「そうだよね?いっつも線路見てるもんねー。
 けど女の子で線路好きっつったら相当珍しいよ!」
「そーですね。」
これが毎朝駅のホームで見かける彼と、始めて交わした会話だ。
そして、偶然にもそれが、彼女の嘘の始まりとなったのだった…。

それからは、ホームで、電車で、毎朝のようにマニアックな会話を
しながら通勤するようになった。
「ねえ、森田さん、アタシ車掌さん観察するのも好きだったりする
 のよね。」
「ああ、そーお。俺もだよ。まさか若い娘と朝からこんな
 話できるとはねぇ。」
「知ってる?ピーナッツの皮って体にいいのよ。だからアタシ
 皮ごと食べるの。」
「俺なんか皮だけでも食うよ。」
新宿で降りる彼の背中を見送る…。
「行ってらっしゃい、…森田さん」

756 :花と名無しさん :05/01/03 04:50:38 ID:KP8ILBEe
―――知り合って3ヶ月―――
彼女は、相当な努力をしていた。マニアックな彼に、雑学王の彼に、
少しでもつりあう様に…。鉄道マニアの雑誌、坂道の研究、船、ジャズ、
それから…
「なんだか疲れちゃった…な」
毎年見ている、いいとも特大号を見ながら、彼女は思わず呟いた。
タモリがいつものごとく好き放題やっている。しかし、誰も怒らない。
笑っている。
―――自分を偽らない―――
それがタモリの魅力なのだ。
「アタシも…タモさんみたいに…なれる…かな?」

2005年、元旦。
彼女は初日の出を見るために、歩道橋に1人駆け上がった。
いつものあの駅がよく見える歩道橋に――――
「…森田さん。」
「はい?」
「!!!」
振り返ると、後ろには森田が立っていたのだ。
「キミをおどかそうと思って音もなく忍び寄ったつもりだったん
 だけどなぁ?どうしてわかったの?」
「ちがうの。アナタが隣にいればいいなぁって思って名前を言ってみた
 だけ。そしたら、ホントにいるんだもの。あー、ビックリした。」

757 :花と名無しさん :05/01/03 04:53:20 ID:KP8ILBEe
「…」
「アタシね…森田さんの事がずっと好きだったんだ。」
「…」
「だからね、本当は鉄道マニアでもなんでもないの。本当は線路
 じゃなくて、嬉しそうに線路を見てる貴方を見てたの。」
「…」
「それからは貴方に好かれたくて、あなたを手に入れたくて、必死だっ
 た。 本当は線路なんて興味もないのに自分を偽って無理してたの。
 嘘ついてごめんなさい。」
「…いや。」
「けど、もうやめる。自分を偽って、無理して人に好かれようなんて
 間違ってたのよ。テレビで、あなたの姿を見てそう決心したのよ、
 …タモリさん。」
「なんだ…知ってたのか…。」
彼はおもむろにコートの内ポケットからサングラスを取り出し、かけて
みせた。そして―――――
「…俺こそゴメン。本当は、キミが無理して話を合わせてくれてるって
 事、途中から気づいていたんだ。けど、それを言うとキミが俺の前
 から去ってしまうような気がして…。」
「タモさん。」

758 :花と名無しさん :05/01/03 04:56:16 ID:KP8ILBEe
「俺も…キミがいたらいいな…って。それで今日、ココへ来たんだよ。
 ホラ、ここからだと俺たちの駅がよく見えるだろ?そしたら本当
 にいたんだよ。キミが…。」
タモリが、二人の駅を愛おしそうに指差した。
「…キレイ…」
初日の出が、二人の駅を照らしている。まるで二人を祝福するかの
ように。彼女の肩に手をまわし、タモリが呟く…。
「こんな俺でよかったら、今年も見ててくれるかな?」
「…いいとも。」

―――完―――

764 :花と名無しさん :05/01/04 02:40:45 ID:I9jeF3hv
「タモさん!!す、好きです!!つ、付き合って下さい!!」
「…それでは一旦CMで〜す。」
「?タモさ…………………」

120秒後。彼女が気がついたときには、もうすでに遅かった。タモリはいなく
なっていた。CM中にいなくなったのだろう……
「テレ屋さんvvv」←(プラス思考のヒロイン・柴田/ワハハ本舗所属)

ストーリーテラー・タモリ
「あなたは、気がつけば目の前にいたはずの人間が消えていた。と言った
 経験をした事がありますか?もしそんな経験があれば、そう、あなたは
 すでに、奇妙な世界に入り込んでいるのかもしれません。さっき私は、
 自分以外のあらゆる物、例えば生物、機械、そして彼女、柴田理恵。
 など、あらゆる物の時間を止めて見せました。もし、貴方にその力が
 宿った際は、是非とも疎ましい相手を前にした時のみに、お使い下さい。」
(ニヤリ)

田村正和
「…古畑任三郎でした。」(ニヤリ)

【世にも奇妙なタモリさん】
エンディング曲:世にも奇妙な物語のテーマor古畑任三郎のテーマ
《出演》
タモリ・柴田理恵・田村正和





807 :花と名無しさん :05/01/13 02:28:30 ID:???
寒い夜。二人で散歩に行く事になった。
私「外寒いよ。ジャンバー着たほうがいいんじゃない?」
タモ「ジャンバーまでは、、、いかないだろう?」
私「でも、けっこう寒いよ」
タ「手ぬぐいで充分だな」
何故か彼は手ぬぐいを持ってでかけた。
彼はずっと星空を見上げている。
タ「東京地方今日はいい天気でしたね」
私「そうですね」
タ「明日も晴れそうですね」
私「そうですね」
タ「本当にわかってんのかな(笑)」
彼は私の言葉に相槌をうちながら、言葉少なく歩く。
でも、とても楽しそう。
私「ねえ、一義もなんか喋ってよ。」
タ「、、、、今夜は、最高。」


818 :花と名無しさん :05/01/14 10:58:46 ID:???
夕暮れの浜辺、海を見つめながら並んで座る二人。
ヒロインはタモリにずっと秘密にしていた事を打ち明けるのだった。
両親の不仲から家に帰らないようになり、
いわゆる「不良」と呼ばれる部類の人間だった事。
喫煙や飲酒、家出など、警察沙汰になった事もあった事。
しかし今は反省し、真面目になったと涙を流しながら告げた。
タモリは無言で時折うなずきながら話を聞いていた。
「ごめんなさい、今まで秘密にしてて。もっと早くに言うべきだったね」
「…」
ヒロインの頬をつたう涙は、二度と過ちを犯さないであろう事を物語り、流れ落ちる。
サングラスの奥から覗くやさしい瞳、ヒロインは今、やっと心からタモリの目をまっすぐ見つめられた気がした。
「怒ってる?軽蔑した?嫌いになった?もう、会ってくれないのかな?」
優しく笑みをうかべ、タモリが言った。


「んなこたぁない」

838 :花と名無しさん :05/01/15 18:20:54 ID:ln8xmCIP
赤塚「あの娘がタモちゃんの事好きだって言ってたよ。」
タモ「え!?」
駆け出すタモリ。
ヒロイン「あれ?タモさん、どうしたの?息切らしちゃって…」
タモ「ハァッハァッ、赤塚不二夫が言ってた事、ハアッ…ホント?」
ヒロイン「?」
タモ「お、俺も、ハァ…君と…おんなじ気持ち…ハァ、だから。」
ヒロイン「あの…なんの事ですか?」
(してやられた!!)
タモリは思った。しかし、もう遅い。
タモ「…えっと…今の話はO・T・T(おいといて)…」
この際、自分の気持ちをハッキリ伝えようと決心したのだ。
ヒロイン「?」
タモ「俺、君の事が好きなんだ。」
ヒロイン「…え?」
タモ「…ぇえ!?」(ドキドキvVvV)
ヒロイン「…嬉しい。」
タモ「…」
ヒロイン「…だって、アタシもあなたとおんなじ気持ちだから…。」

赤塚「これでいいのだ。」



865 :花と名無しさん :05/01/18 22:21:22 ID:???0
〜ある日の放課後、タモリ倶楽部の密室にて〜
タモリ:ごめん。お前とは付き合えない。
タモコ:!!
タモリ:俺はさくら大根を愛してるんだ。一口食べると震えるほど…
  許してくれ…

そう言うとタモリは密室を飛び出し、同じ倶楽部のなぎら君と
高校の隣の駄菓子屋へ今日も小走りするのであった。

894 :花と名無しさん :05/01/22 02:28:53 ID:6Pc+Yryb0
彼と別れて、早1ヶ月…
テレビに映る彼は、何時ものアイパッチではなく、濃いサングラスを
かけていた。お茶の間に向ける左目。アタシにだけ見せてくれた右目。
今はその両方を隠して、淡々と番組を進行させている。

別れ話を切り出したのはアタシの方だった。
「最近、仕事、仕事で週末もロクに会えないじゃない。」
「アタシと仕事、どっちが大事なの?」
「もう!やだ!!貴方と付き合い始めてからアタシがどんなに
 いろんな事、我慢してきたかわかってんの?」

「…ゴメン。」
彼は一言そう言った。アタシのヒステリーを責めなかった。
ちがう…。あなたが悪いんじゃない。悪いのはみんなアタシ。
酒場の密室芸から始まり、貴方はラジオ、テレビの仕事と瞬く間にスター
への階段をかけ上がって行った。そしてずっとアタシは隣でそれを見てきた。
そう、ただ見ていただけだもの。だから――――――
本当は、今の貴方にについて行く自信がなくて…
そんな自分にイライラして…
あなたが悪いんじゃない。悪いのはみんな、アタシなのに。

本当は、まだ、好きなのに…

895 :花と名無しさん :05/01/22 02:30:39 ID:6Pc+Yryb0
彼と別れて早2ヶ月…
トゥルルルルルル――――突然電話があった。彼からだ。
「どうしても話がしたくて…今大丈夫?」
「…うん。大丈夫」
「じゃ、今からそこの喫茶店だけど…来てくれるかな?」
―――いいとも――――

「久しぶり…あっ、髪切った?」
「うん、タモさんだって…すっかりサングラスが板についてるじゃない」
顔を見合わせて、お互いに「クスリ」と笑う。
今日はどうしてアタシを呼び出してくれたの?今どんな表情(カオ)
してるの?真っ黒なサングラスに隠されたその目に、本音が隠されて
いるような気がした。

「サングラス…かけるとさ、目の動きが見えないだろう?」
思わずドキッとした。
「嘘をつくと、目をそらす奴が多い。人間は、たいがい人の本音を
 目の表情で判断するんだ。」
アタシの考えてる事がわかるの?
「だからグラサンかけるんだよ、俺は…」
「…」

896 :花と名無しさん :05/01/22 02:34:12 ID:6Pc+Yryb0
「テレビで俺が、毒も吐かずに寂しい目をしてたら…どうだろう?
 君と別れてから、そんな事ばかり考えてるよ。かっこ悪いよな。」
彼の始めての『弱音』に、思わず泣きそうになる。
 「けど、俺は今の仕事をやめる事はできない。」
やめる事なんかない。
「俺は、今の仕事が好きだし、今いる場所こそが、本当の自分の居場所
 だと思ってる。だけど…」
わかってる。だって、アタシは…
「…俺は君が好きだ。別れてからもずっと。勝手な事言ってるのは
 分かってるよ。けど、これが最後だから、だから言わせてくれ。
 君ともう1度やり直したい。」
…ずっと隣で見てきたのよ、貴方を…ずっと…

それから早1週間…
「みんなで広げよう!友達の輪!」
テレビに映る彼は、相変わらずサングラスで…。だけど、
その色の薄いサングラス越しに、微かに彼の、タモリさんの優しい目が
見える。その目は、確かに全国のお茶の間に向けられていた。
「…ターモさん!」
週末、その視線を独り占めにできるのは、なんだか
全国のみんなに悪いくらいで―――


fin

947 :花と名無しさん :05/01/25 01:18:15 ID:???0
彼はみんなの人気者。
いつも大勢の取り巻きに囲まれてるけど、全然いやな感じはしない人。
グラサンの奥の優しい眼差しがみんなの心を温かくするせいかしら…

別にとりたてて格好いいわけでもないのに、彼から目が離せなくなってからもう3ヶ月。
同じ教室でずっと一緒のクラスメイトなのに、たまに目が合うといつも私からそらしちゃう…
もう、3月の卒業までこっそり彼を見守るだけで過ごそうと決意した、そんな冬のある日。
忘れ物を取りに教室に入ると、そこには珍しく一人きりの彼の姿が。

「め、珍しいね、一人?」
やばっ、声が裏返っちゃったよ!だって、教室に二人きり。今までは想像すらしてなかったシチュエーション。
「ん、ちょっと考え事があってね。どうしたの?」
「忘れ物しちゃって」
ドキドキする心臓を誤魔化しながら、自分の机を探る。
あーん、早くここを離れたい!でも…でも、もうちょっと二人きりでいたい…
放課後の静かな教室、流れる沈黙…と、突然、彼が話しかけてきた。
「もうすぐ卒業だね」
「そ・そうですねー」
「何か…俺に言いたいことはないかな?」
「え…っ」
「だって、いつも君を見ると俺を見てたから」


948 :花と名無しさん :05/01/25 01:31:39 ID:???0
ばれてた…ばれてたんだ、いつも私が彼を見てる事。
どうしよう、消えてなくなりたい!
「俺さー、卒業したら東京に行くんだ。だから、何か言いたいことがあるなら、
 今のうちに聞いておきたいんだけど。いいかな?」

東京。全然知らなかった。そんな遠くに行っちゃうなんて…

「俺、そんなに変な顔してるかな?」
「そ、そんなことないよ…」
「君はいつも俺を見てたけど、俺がいつも君を見てることには気づかなかったんだね」
「え…?」
「君が好きなんだ。でも、目が合ってもそらされてばかりだから、なんでだろうと思ってた。
 嫌いだから見てるのかもと」
「そんなことないよ!
 私…私…
 本当は、タモ君のことが気になって仕方なかったの!」

言っちゃった。胸に仕舞っておこうと思ってた事。耳が熱くなって、もう何も考えられない…

「…卒業までに、もっと君を知りたいな。友達から始めてもらってもいいかな?」
「いいとも!」

私たちは、友達から続く長い道のりを、今歩き始めたばかり。


952 :きっと明日も :05/01/25 01:53:57 ID:???0
 こんなにも切ないお昼、今まであっただろうかーーー
 私は既に涙が滲み始めた目を必死に開けて、その時間を待っていた。
 今日だけは、CMになったからって「おもいっきりテレビ」にまわしたりしない。
 1分1秒、ううん、一瞬でさえ貴方の顔を見逃さずに。
 貴方の最後の晴れ舞台、見届けてみせるから。

 やがてアルタ前がテレビの画面に映り。
 画面いっぱいに、見慣れた胸おどる文字が現れる。
 ふふ。
『笑っていいとも』って書いてあるのに、どうして泣けちゃうのかな。
 たいして上手くもない青年体の歌も、今日だけはどんなバラードより切ない。

 そして貴方が現れた。
 芸人なのに、どんなサラリーマンもかなわないくらいに恰好良くスーツを着こなして。
 気負わないいつも通りの力の抜けた足取りで階段を降りてくる。
 涙で見えなくなっていく貴方をもっとちゃんと見ようと瞬いたら、ついに
涙がこぼれてしまった。
 泣かないって、約束したのにね。

「さて今日は最終回でーす」

 いつも通りの暢気さで貴方が言うと、客席から悲鳴のような「えーっ」という
声があがった。

 そう。
 今日は、いいともの…最終回。
 
 

 

954 :きっと明日も2:05/01/25 02:00:00 ID:???0
 それからの1時間は、夢のようだった。

 貴方のためだけに贈られてきたたくさんの花たち。
 長い間番組を支えてきたたくさんのレギュラーたちと一緒にはしゃぐ貴方。
「今日ぐらいは天皇陛下やって下さいよ」と言われても、頷かない貴方。
 でもコンドルの物真似はいくらでもやっちゃって、
 中国人の物真似もいつもの何倍も輝いてて。

 最後まで、笑いが絶えなくてーーー。

 そして番組の最後。
「また明日見てくれるかな」の代わりに、貴方は、とびきりの笑顔で、
「きっと明日も!」と言った。
 
 客席が「いいとも」と返す。
 私も一緒に「いいとも」と呟いたが、ほとんど声にはならなかった。

 終わって、しまった。
 ーーーいいともが。

955 :きっと明日も3:05/01/25 02:05:38 ID:???0
 夜。
 たくさんの人に祝われて、貴方は抱え切れないほどの花束を持って、帰ってきた。
「参っちゃったよ、帰してくれなくてさ」なんて言う貴方の声は嬉しそうで、
私も微笑む。
 冗談のように、丁寧な手つきで花束を渡されて、声を出して笑ってしまった。
 そんなキザな貴方もいたのね。
 本当に引き出しの多い人なんだから。

 上機嫌にお風呂に向かう彼に慌てて「大丈夫?」と聞くと、酔っていないから、と
答えた。
「酔ったりなんかしないさ。いい日だったんだ」
 

956 :きっと明日も4:05/01/25 02:13:35 ID:???0
 ねえ私知ってるんだから。
 あの時、笑顔で「きっと明日も」って言った貴方。
 でもきっとあの後、どこかで一人だけで、少しだけ泣くのよ。
 人前で泣いたりしないの。
 それで、泣いている他の人のことを受け止めてあげるの。
 ーーーそんな人だから、私、好きになったのーーー。

「明日から、いいともはないんだなぁ」
 お風呂から上がった貴方の少し寂しい後ろ髪。
 私は花を花瓶に移しながら、そうね、と笑った。
「旅行に行けるわね。貴方が行きたがってた外国にだって行ける」
「そうだな」
「お昼に電車にも乗れるし、ゴルフだって好きなだけ出来るね」
「…そうだな」

 私はゆっくりと彼に近づいて、ソファの彼の横に腰掛けた。
「でも、もう……いいとも、って貴方が言う声は聞けないのね」

957 :きっと明日も5:05/01/25 02:20:26 ID:???0
 ことん、と彼の頭が、冗談のふりをして私の肩に乗った。
 私も冗談のふりをして、振り払わないでいてあげた。

「ねえ貴方いつか言ったじゃない?……いいともと私が崖から落ちたら、
いいともを助ける。……でも私を追いかけて飛び込んでくれるって。
ねえ、いいともは終わったけど……。でも、終わったりしてないと思うの。
明日からお昼が来る度に、皆、いいともを思い出すわ。貴方を知る人たちの
数だけいいともがある。そしてそれはずっと受け継がれていくの。永遠に
なるのよ……」

 ああ、上手く言葉に出来ない。
 けれど、伝わっているといい。

「そしてね。……もし、日本中の人たちがいいともを忘れてしまったとしてもね。
ううん、そんなことは絶対ないけど。……そうなったとしても、私だけは、
いいともを忘れない。貴方と、貴方のいいともを、ずっと覚えてる」

 優しい夜の。
 それは貴方に誓う、二度目の永遠の約束。

「……誓って、くれるかい」
「……いいとも」

 きっと明日も、
 いいTOMORROWーーー。

965 :花と名無しさん :05/01/25 02:51:33 ID:???0
『タモリとマチャミのいいともミュージカル』

久本「…タ、タ、タモさん!!!!!」
森田「なに?どしたの?恐い顔して…
    ♪ご〜き〜げ〜ん〜な〜な〜ぁ〜め〜は〜
     ま〜あっす〜ぅぐにィェェエエエイ!!!♪」
久本「ィェェエエイ!!タ、タ、タモさん!!私はあなたを
   ♪好き好きウォッチン♪つ、付き合ってくれるかな!?」
森田「いいと……
   よ、よろ乳首ーーーーーー!!」

   ♪きっと明日はいいと(ぅ)もろ〜〜
       い〜いとも〜 い〜い〜とも〜
          い〜い〜と(ぅ)〜も〜ろ〜〜〜♪



タモさんの嫌いなミュージカルだよww
オリも最後にまたネタやりたくなったんだ。ちなみにこれが記念すべき
10作目だよ。
おまいらみんな大好きだよ。良いスレだったね。
今夜は最高!


971 :花と名無しさん :05/01/25 07:28:07 ID:???0
スレ終了前に、記念に壷ポエムを投下。

嘘! あの人がいない?
「嘘よ! こんなの嘘に決まってる。
 タモリのいない「いいとも」なんて!」
あなたが怪我をして入院したという噂を聞いたとき、信じられなかった。
だけど、何度目を凝らしても、泣いても叫んでも、
テレビに写るスタジオにはあなたの姿はない。
それからあなたは一週間以上も帰ってこなかった。

いつでもあなたはそこにいた。
だから気がつかなかったの。
私の毎日の中に、あなたがいてくれるのを
当たり前だと思っていた、バカな私。
会えなくなって初めてわかった。私、あなたのことが…

退院した貴方は元気に職場復帰してくれた。
今までと何一つかわらないあなたの笑顔。
でも、私はもう今までのように、まっすぐにあなたを見ることが出来ない。
あなたのスキッ歯の輝きがまぶしいからじゃなく、
この想いに気がついてしまったから…
「タモさん…」

偶然このスレに出会ったおかげで色々なタモリ伝説を知ることが出来た。
最高だねタモさん。職人さんたちも名作ありがとう。
タモサイト巡りをしているうちに数年前のゴルフボール事件を思い出したので
ちょっと書いてみました。あの時はショックだったなあ。

973 :純次ファンにささげます。:05/01/25 11:36:54 ID:???0
ある日の夕方のこと。
私は、部屋で手料理を作ってタモさんの帰りを待っていた。
「いいとも終わったら、まっすぐにキミのところへ行ってもいいかな?」
「いいとも!」と、玄関先でイグアナのように無邪気にキスして約束した。
だけど、もう外は真っ暗、夜になってしまっている。
「タモさん、どこ行っちゃったんだろ」
そういえば、この前、言ってたっけ。
「井上和香ちゃんが、最近ダムに興味があるみたいなんだよ。
 今度、いろいろ連れてってくれ、だってさ」
バカ!タモさんのバカ。ド・ン・カ・ン!
和香ちゃんのお目当ては、ダムじゃなくてタモさんなのよ。
もしかして、収録のあとにそのままダムに行っちゃったの?
私の目の前に、週刊誌の見出しが見えるような気がした。
「ワカパイの恋人は、なんとタモさん!」
いや、そんなの…目の前が真っ暗になりそうだ。
玄関のチャイムが鳴った。
「どなたですか?」
タモさんには合鍵を渡しているので、チャイムは鳴らさないはず。
「俺だよ、じゅ・ん・じ」
「じゅ、純次?」
それは元彼の純次だった。タモさんと出会う前につきあっていた。
だけど、ティッシュペーパーみたいに軽薄な彼との間に
いい思い出は、正直あまりないのに、こうして時々現れて
ずうずうしくジョイなんか置いていったりする。
「来ないでよ、あなたみたいないい加減な人、イヤなのよ!」
「…もう、来ないよ」
「え?」
私は思わずドアを開けていた。

974 :純次ファンに…A:05/01/25 11:38:29 ID:???0
「もう、来ない。今日は、お別れを言いに来た」と言って、
純次は、紺色のビロードの小箱を取り出して、ダイニングテーブルに
置いた。
「あけてごらん」
「…綺麗なダイヤモンド…」
「綺麗だろ? 俺が、キミにあげたかった、最高のダイヤだよ」
「…もらえないわ、あなたからこんなもの」
「違うよ、これは、タモさんが買ったものだ…キミのために」
「え?」
「俺のところに来て「お前が手に入れられる一番のダイヤモンドを
 俺に譲って欲しい。彼女に似合うものを」って言うんだあの人。
 頭下げて、サングラス外して頼むんだ」
「…そう、だったの」
「キミには迷惑をかけたし、最後に、こうして役に立てるならって
 探したよ。これは間違いなく渡した。だから、今度は俺だけの
 ダイヤモンドみたいな人を探しに旅立つのさ」と、かつて私が好きでたまらなかった
目をむくような笑顔を純次は向けてくれた。
「キミも、タモさんと幸せになれよ」
「…ありがと、純次。これ、はめてみようかな」
「大切なタモさんが帰ってくるまで待って、彼につけてもらいなさい」
「そうする、ありがと、純次。あなたのダイヤモンド、早く見つかるように
祈ってるわ」と私は手を差し出した。
「女の子と握手する趣味、ないんだけど、ま、いいか」と、純次は
もう一度目をむいて、握手をしてくれた…。



975 :純次ファンに…B:05/01/25 11:39:44 ID:???0
それから1時間後。
タモさんが、日本ブレイク興業の車の荷台に赤い花を山のように積んで
帰って来た。
「なに、これ…」
「バラにしようかとも思ったんだけど、ケイトウ」
「ケイトウ?」
「花言葉が、変わらぬ愛情なんだって。地味だけど、プロポーズには
 いいかな?と思ってさ」
「タモさん」
「これからも、僕と一緒にいてくれるかな?」
「いいとも!」と、私はタモさんに飛びついた。


というわけで、このスレ&タモさんへの変わらぬ愛情を誓って
ラストカキコしました! タモさん&みなさんの愛、FOREVER!



978 :テレホンショッキング:05/01/25 12:40:29 ID:???0
タモリ「あいかわらず、元気だね。」
純次「ひゃひゃ、本当息子も元気でね。落ち着かないよ。
   今日も、会場にこんなに綺麗なお客様・・・達ばかりでは無いようだね。ひゃひゃ。」
    (中略)
タモリ「そろそろスレのほうも終わりになってきたので、お友達の方を」
客「えええええ」
純次「うるさいね〜。じゃなかった。うれしいね〜。ひゃひゃ。」
タモリ「早く」
純次「じゃ、『ヒロイン』を」
タモリ「は?」
純次「いいじゃないか。たもには、君が行けよ。」
タモリ「・・・いいとも。」 

999 :花と名無しさん :05/01/25 13:22:47 ID:???0
明日も見てくれるかな

1000 :花と名無しさん :05/01/25 13:23:02 ID:???0
いいとも

1001 :1001:Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。


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